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プレミアリーグ主審に殺害予告や中傷被害…セインツ戦&ウエスト・ハム戦で物議のレッドカード

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マイク・ディーン氏が物議を醸す判定で脅迫被害

 プレミアリーグのオフィシャルであるマイク・ディーン氏が脅迫被害を受けたようだ。

 6日のスコアレスドローに終わったフルハムウエスト・ハムで主審を務めたディーン氏は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のレビューの結果から試合終了間際にトマーシュ・ソーチェクにレッドカードを提示。ウエスト・ハムMFはポジション争いの際に相手選手に肘打ちしたと判断されたが、その場面を見る限り手を振り払おうとして偶発的に当たったものであり、この判定は波紋を広げていた。

 また、ディーン氏は4日前のマンチェスター・ユナイテッドサウサンプトンでも、ヤン・ベドナレクアントニー・マルシャルへのプレーについて微妙な判定からレッドカードを提示。ウエスト・ハムとサウサンプトンはこの判定に対して異議申し立てを行い、それぞれの処分は撤回されることが決まった。

 VARのレビューをピッチサイドモニターで確認してから判定を下したディーン氏だが、その判断は2試合連続で物議を醸す結果に。そして、イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えたところによると、両氏とその家族はソーシャルメディアを通じて中傷や殺害予告などの脅迫被害に遭った模様。実際に警察も動き出しているようだ。

 そんな52歳のオフィシャルは、ミッドウィークのFAカップ5回戦レスター・シティブライトンでもピッチに立つ予定だが、週末のプレミアリーグの試合ではオフィシャルを務めないことを申し出たようだ。これを受け、PGMOL(イギリス審判協会)の責任者であるマイク・ライリー氏は「脅迫や中傷を受け入れるわけにはいかない。我々はマイクの判断を全面的にサポートする」と理解を示した。

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