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PKチャンスに歩み寄るマンC守護神エデルソン・モラエスの真相…PKキッカー・ロドリ「無視した」

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攻守に活躍を見せたGKエデルソン

[2.13 プレミアリーグ第24節 マンチェスター・C 3-0 トッテナム]

 マンチェスター・シティは前半23分にMFロドリのPKで先制。キッカーが定まらない中で、PKの直前にはGKエデルソンが歩み寄ってくるシーンも見られた。試合後、ロドリがそのシーンを振り返っている。クラブ公式サイトが伝えている。

 絶好調シティは今節の勝利でリーグ戦11連勝とし、公式戦では16連勝となった。前半23分にロドリがPKを決めて先制すると、後半5分、同21分とMFイルカイ・ギュンドアンが立て続けに得点を奪い、3-0で勝ち点3を手にした。

 先制点はPKとなったが、シティは今季PKの失敗が連続しており、好調ギュンドガンですら直近の試合では失敗。先日の会見ではジョゼップ・グアルディオラ監督も半分冗談と前置きしながら「PK失敗の記録を終わらせる真の選択肢にエデルソンはなり得る」と語っていた。

 そして、いざPKの場面。ロドリがボールを定位置に置くと、最後方からはエデルソンが歩み寄って来ていた。その存在に気がついたMFベルナルド・シウバが駆け寄り、守護神と会話。エデルソンはそのまま自陣に下がっていった。ロドリはゴール左隅に蹴り、GKウーゴ・ロリスに触られながらも決め切ってみせた。

 試合後、ロドリはそのシーンを振り返り、「GKは互いを理解している。エデルソンは私にロリスに対してシュートを打つべきポイントを教えてくれたんだ」と語る。「自信があるところに集中したほうがいいとは思うので、アドバイスは無視したけど」と真相を明かした。

「直近の試合でPKを失敗するシーンがあまりにも多すぎた。正直少しいら立っていたよ。強豪との対戦では実力差が小さい。PKでの得点も重要だ。だから、次のPKのときにチームメートには僕が蹴ることを伝えていたんだ。幸い得点することができた。勝利することが絶対大事なんだ」

「試合後、私たちはそのことを話したよ。ロッカールームで笑いあったんだ。次のPKも僕が蹴るつもりだよ」

 グアルディオラ監督は試合後、エデルソンについて言及。ギュンドガンの3点目を超ロングフィードでアシストしたことを絶賛しつつ、「エデルソンはキックの質でベストだ。ただ、PKは違う話」と蹴らせるつもりはないことをほのめかしている。

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