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GK熊倉「負けられない」。高校サッカー部員の代表、日本高校選抜が「NEXT GENERATION MATCH」、デンチャレ出場

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日本高校選抜は20日の「NEXT GENERATION MATCH」で川崎F U-18と対戦する。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 第99回全国高校サッカー選手権の優秀選手から構成された日本高校サッカー選抜が、「NEXT GENERATION MATCH」(2月20日、埼玉)で川崎フロンターレU-18と対戦する。その後は、「第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会」(通称:デンチャレ、3月)に出場し、大学生のトッププレーヤーたちに挑戦。今年は新型コロナウイルスの影響によって例年の欧州遠征が実施されないが、選手たちは日本高校選抜の活動を通して将来へ向けた成長とアピールを目指す。

 1月22日から4日間、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底した上で選考合宿を実施。30選手が日本高校選抜23名入りを争った。選考合宿で選手たちは日常と同じように意識高く、ハードワークと自分たちの強みを表現。昨年に続いて日本高校選抜の指揮を執る蒲原晶昭監督(佐賀東高)は、「ドイツ(デュッセルドルフ国際ユース大会)がないからやる気がないとかいう雰囲気は全く見られない。良い選手が多いです。全国の指導者の方々が良くここまで鍛えられているなと。その日常が出ているだけなので。(23人を決める)作業が難しいですね」とコメントしていた。

 選手権優勝校・山梨学院高(山梨)の主将で日本高校選抜メンバー入りしたGK熊倉匠(3年、立正大進学予定)は、「海外に行けないのは残念だなというのがあるんですけれども、日本でやって違う刺激があると思っている。海外に行かなくても(選考合宿で)刺激になっている部分が多いので、ここでもっと良いものを作れるんじゃないかなと思います」と力を込める。

 そして、「良い練習・良い強度でできているので、自分が目指しているところに近づくためにもっとレベルアップしなければいけないと思っていて、その中でこの高校選抜に来てアピールする場があるので、ここで結果を残して行ければ良いと思います」と続けた。

 今回の日本高校選抜メンバーは、Jリーガー不在。熊倉や選手権得点王のMF安斎颯馬(青森山田高3年、早稲田大進学予定)、MF川上航立(帝京長岡高3年、立正大進学予定)ら大学進学する3年生と1、2年生のみだ。それでも、大学卒業後や1、2年後のプロ入り、将来の日本代表入りなど大きな目標、向上心を持っている選手たち。選手権でライバルだった選手たちの存在も刺激に、全力で一つひとつのトレーニングに取り組んでいる。

 その選手たちについて指揮官も、「日本一取った、準優勝で悔しい、とか色々な気持ちを持っている選手たちが集結して、お互いの気持ちを高め合っている。それをこっちも臨んでいますし、選手たちもそういう向上心がある」と目を細めた。

 蒲原監督が選考合宿で求めたのは、本気でボールを奪いに行くことだ。「ベースとしてはボールを奪いに行くとか、ゴールを奪いに行くというサッカーの大原則のところを強調してやってみて、色々な選手がそれに応えてくれていて、倒れたとかいう時に痛いとか言うような選手もいませんでした。切り替えのところもすぐ起き上がって笛が鳴るまでやるとか、結構意識付けできたんじゃないかと思います」と説明する。23名が決まり、今後はテクニカルな部分にも取り組んでいくという。

 全国の高校サッカー部員の代表としての責任感も持って、結果にこだわっていく。昨年の日本高校選抜は、欧州遠征メンバー選考の過程で「NEXT GENERATION MATCH」を戦い、横浜F・マリノスユースに2-3で惜敗。蒲原監督は「(『NEXT GENERATION MATCH』に)合わせて調整できるので、今度は絶対に勝ちます」と宣言し、熊倉も「代表として出るので、フロンターレには負けられないし、選抜として来ているのでどこにも負けられないという意識をしてやらなければいけないのかなと思います」と責任感を口にした。

 蒲原監督が語っていたのは、選手権の結果が違っていれば、異なる23名になっていた可能性もあるということ。「ちょっと結果が違ったとか、点取っていればメンバーも違ったと思う。でも、ここに来れなかった選手でもチャンスは全然あると思うし、今後大学進学する人もチャンスを掴んでいって欲しい」と全国の高校生3年生たちにエールを送った。日本高校選抜を本気で目指しながら、入れなかった選手たちもいる。17日から合宿をスタートする日本高校選抜はその思いも背負って活動に臨み、川崎F U-18や大学生に全力で挑む。

GK熊倉匠(山梨学院高3年)は将来へ向けて日本高校選抜でも活躍する意気込み。(写真協力=高校サッカー年鑑)

(取材協力=ニューバランス、高校サッカー年鑑)
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