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シメオネが語るM・ジョレンテ大ブレイクの秘密「彼は招集外でも練習に取り組み、あきらめなかった」

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13日のラ・リーガ第23節、アトレティコ・マドリーは敵地ロス・カルメネスでのグラナダ戦に2-1で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は、奮闘した選手たちへの満足感を表している。

 63分にMFマルコス・ジョレンテが先制点を記録したアトレティコだが、66分にセットプレーからMFヤンヘル・エレーラのゴールを許して一時引き分けにされた。しかし75分、M・ジョレンテが右サイドを突破し、マイナスのパスからFWアンヘル・コレアがシュートを決め切って勝ち越し。2試合ぶりの勝利を飾っている。

 シメオネ監督は試合後、次のような感想を述べている。

「今日、何より重要だったのはチームの反逆心、希望、情熱だった。グラナダに来ると、いつも難しい試合を強いられる。彼らはどういうゲームをすべきかを理解している落ち着いたチームで、監督が望んでいる展開へと導いていく」

「私たちは前半にも打撃を与えられる場面があったが、後半によりうまくゲームに適応していた。コケが中盤でプレーの流動性を生み出し、特に右サイドから攻撃を仕掛けることができていたね。ゴールが決まり、引き分けとなり、また次のゴールが生まれ、最後まで苦しむことになった。それはグラナダが競争的なチームだからだ」

 シメオネ監督はまた、この試合でも活躍したM・ジョレンテにも言及。前線へのコンバートをきっかけとして大ブレイクを果たした前レアル・マドリーMFだが、その理由を問われた指揮官は、次のように返答した。

「タイトルは大切だが、ともに働く選手の成長を見られれば、もっと喜ばしく思える。一選手にそれまでとは異なる適正を見つけられた場合が、特にそうだね。これまではグリーズマン、リュカ、コケ、サウールでそういうことがあったし、今、ジョレンテに同じことが起こっている」

「なぜ、そういうことが起こるのか? それは選手たちが求めているから、彼らが絶対にあきらめることがないからだ。私は招集外になっても練習に励んでいるマルコスを見つめ続けた。練習でゴールを決めていく彼を見て、あいつはボランチの選手であってはいけないと冗談を言い始め、そして思い切って前でプレーさせることにした」

「今、私たちはジョレンテをもう少し整理した形で起用している。思うにインサイドハーフのポジションが、彼にとっては快適になり始めている」

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