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1年生で日本高校選抜入り、昌平MF荒井は強豪校の選手たちからも学んで「チームを勝たせられる存在」へ

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日本高校選抜入りした1年生MF荒井悠汰(昌平高)。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 今年度の日本高校選抜には、MF荒井悠汰(昌平高1年)、MF廣井蘭人(帝京長岡高1年)、そしてFW福田師王(神村学園高1年)と3人の1年生が選出された。過去10年で日本高校選抜の欧州遠征メンバーに複数の1年生が選ばれたのはDF磐瀬剛(市立船橋高、現安山グリナースFC)とFW宮市剛(中京大中京高、現岩手)の11年度のみ。今年度は欧州遠征が中止されたが、川崎F U-18と対戦する「NEXT GENERATION MATCH」(2月20日)や大学生のトップ選手と戦う「第35回デンソーカップチャレンジサッカー」で1年生たちがどのようなプレーを見せるのか注目だ。

 中でも「巧くて、強い」荒井は、1月の日本高校選抜選考合宿で全国高校選手権のヒーローたち相手にキープ力や身体の強さ、前への推進力を見せていた。コーチ陣からのアドバイスでなるべく高い位置取りをすることを心がけ、そこからの仕掛けで決定的なシュートも。本人は得意とするドリブルの回数がまだ少ないことなどを課題に挙げていたが、「日本のトップレベルの選手たちと今一緒にサッカーができて、とても楽しいです」と充実の表情を見せていた。

 特に刺激を受けていたのが、青森山田高のMF宇野禅斗(2年)やMFは安斎颯馬(3年)のプレー。彼らはボールに届くか届かないかという局面でスライディングタックルを決めて奪い取り、運動量で違いを見せていた。「あと、切り替えからの攻撃が安斎くんは抜け出しがとても上手かったので」。J内定4選手擁する昌平とはまた別の学びを得ることができたようだ。

「残れたら残りたい。もっとゴールに向かう意識と守備面では前から(プレッシャーを)掛けることをやって、もっと走って、守備と攻撃に係わって、あとは点に絡むプレーをもっとしていかないとダメかなと思います」と日本高校選抜入りへ向けてコメントしていたが、まずは目標を一つクリア。他の強豪校の選手たちからさらに多くを学ぶチャンスを得た。

 今年度の日本高校選抜は、ニューバランスがサポートする。選手権直前から、荒井はニューバランスのフットボールスパイク『442 PRO』を着用。「ニューバランスもやりやすくて、とてもビックリしました。(現在は)ずっと履いています。シュートが打ちやすいと言うか、蹴りやすくて良かった。軽くて、走りやすくて、これからも(『442』の)FGを履いていきたいなと思っています」というスパイクとともに選手権で活躍し、日本高校選抜入りも果たした。

 自身初の選手権は大会序盤こそ緊張したというが、徐々に雰囲気に慣れて3回戦(対創成館高)では鮮烈な先制ゴール。「(準々決勝で敗れたが、)山梨学院の時は本当にサッカーが楽しくて自分のドリブルとかも結構出せたので、そこでサッカーは楽しいなって実感しました」と振り返る。

 一方で、全国大会で勝ち上がることの難しさを知った。チームは2年連続で準々決勝敗退。「ベスト8の壁って本当に凄いんだなというのと、来年はそれを超えられるように日々の練習から、もっと選手たちとコミュニケーションを取ったり、もっと強度を上げていかないといけないなと思いました」と語る。

 注目レフティーは選手権で1年生離れした力を印象づけたが、ベスト8超え、日本一のために個人としてもより成長しなければならない。「来年はチームの中心になれるようにもっと努力して、もっとチームを勝たせられる存在になりたいなと思います」と意気込む荒井が、日本高校選抜の活動を通して他校の選手たちから学び、努力を続けて目標とする姿に近づく。 

(取材協力=ニューバランス、高校サッカー年鑑)
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