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バルセロナのクラブ史上最高の試合は? ファン投票でも“奇跡”起きる

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“カンプ・ノウの奇跡”がファン投票1位に輝いた

 バルセロナがクラブ史上最高の試合を決めるファン投票を実施し、2017年のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でパリSGを相手に大逆転で勝利した“カンプ・ノウの奇跡”が1位に輝いた。

 バルセロナは2016-17シーズンの決勝トーナメント1回戦でパリSGと対戦。2017年2月14日にアウェーで行われた第1戦を0-4で落としたが、同年3月8日にホームで迎えた第2戦を6-1で制し、2戦合計6-5と歴史に残る大逆転劇を演じた。

 それまで4点差をひっくり返した前例がなかった中、同試合では前半3分にFWルイス・スアレス(現A・マドリー)のゴールで先制。同40分に相手のオウンゴールでリードを広げ、後半5分にはFWリオネル・メッシがPKを決めて3-0とした。

 しかし、後半17分にパリSGのFWエディンソン・カバーニ(現マンチェスター・U)にアウェーゴールを許し、逆転するには3点が必要な状況となる。そこからの展開が衝撃的だった。最終盤の同43分にFWネイマール(現パリSG)が直接FKを決めると、アディショナルタイム1分にもPKを沈め、合計スコアは5-5。さらにアディショナルタイム5分、ネイマールのアシストからDFセルジ・ロベルトが逆転となる決勝ゴールを挙げ、サッカー史に残る奇跡を起こした。

 クラブによると、ファン投票でこの試合の対抗馬となったのが、2008-09にサンティアゴ・ベルナベウで開催されたラ・リーガ第34節のレアル・マドリー戦(○6-2)だったようだ。

 投票では、そのエル・クラシコでの大勝が200票以上の差をつけてトップを走っていたという。だが、最終的に“カンプ・ノウの奇跡”がその差をひっくり返し、4355票対4277票で勝利。ここでも奇跡の逆転を果たしたとクラブは伝えている。

 バルセロナは今季の欧州CL決勝トーナメント1回戦でも“因縁”のパリSGと激突することになった。ホームでの第1戦は16日、敵地での第2戦は3月10日に行われる。

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