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日本高校選抜の昌平DF小澤亮太「悔しさしかない」一戦経てデンチャレヘ「絶対に負けないという気持ちで」

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DF小澤亮太(昌平高3年)

[2.20 NEXT GENERATION MATCH 川崎F U-18 2-1 日本高校選抜 埼玉]

 日本高校選抜のDF小澤亮太(昌平高3年)にとって、観客の入った埼玉スタジアム2002での『NEXT GENERATION MATCH』はほろ苦い形で終わった。「自分の特長である縦への推進力、ドリブルで剥がす部分が一度も出せなかったし、守備面でもやられてしまったので悔しさしかない」。この悔しさを大学生との真剣勝負で晴らしていく構えだ。

 日本高校選抜は前半24分、川崎F U-18のワンツー攻撃に屈した。ゴールを決めたFW田中幹大(2年)の突破を許したのは小澤。そのまま見せ場なくハーフタイムに途中交代となり、試合後には「前半の失点は自分のサイドからやられてしまったので責任を感じている」と振り返るしかなかった。

 一方、富士ゼロックススーパー杯のため詰めかけていたサポーターの入った埼玉スタジアムの光景には喜びも感じていたという。「選手権も無観客が続いたので、観客がいたことですごくモチベーションは上がった。コロナ禍で見てもらえるということがすごいことだと思う。感謝したい」と表情をゆるめた。

 今季の日本高校選抜は3月上旬、デンソーカップチャレンジサッカーに参戦し、関東選抜Aと関⻄選抜に挑む。「誰が出てもやれるチームなので、もっともっと完成度を高めていけば大学生にも勝てると思う。今日の負けは認めて、個人としてもチームとしても収穫があったので、もっと活かしていければ」。そう語る小澤が改善を試みるのはコミュニケーションの部分だ。

「サイドハーフとの関係性がより重要になるので、もっと喋っていきたい」。大学経由で目指すは昌平高からJリーグ加入を果たした4選手に続くプロ入り。「プロに近い存在の大学生とやるので、持ち味の縦へのスピードで勝負できるかどうかを確かめたい。絶対に負けないぞという気持ちで挑んでいきたい」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)

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