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[MOM3398]創成館MF村田颯(2年)_新生・創成館の中心選手、奪われない力持つMFが決勝点

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創成館高は大黒柱のMF村田颯が決勝点を挙げた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.20九州高校(U-17)予選リーグ 那覇高 1-2 創成館高]

 創成館高は決めるべき選手が決めて逆転勝ちした。1-1で迎えた後半終了1分前、創成館は交代出場のMF田中凌雅(2年)がサイドから仕掛けてクロス。これをMF村田颯(2年)が左足ダイレクトでゴールへ沈めた。

「大体練習でもマイナスとか結構自信あって、来ると信じて飛び込んだら来たので。少し遅れて当たりそこねみたいになったんですけれども、しっかりと強いボールが蹴れたので良かったです」と笑顔を見せた。

 昨年は右サイドの収めどころ、また突破口として創成館の全国初出場に貢献。「中学校の時に(鳥栖U-15で)SBをやっていて、身体の入れ方や対人で負けないとかやっていたのが活きています」というボールキープが特長だ。巧みに相手とボールの間に自分の身体を入れ、技術力の高さも合わせて突破する。左サイドで先発したこの日も得意のドリブルで仕掛けていた。

「昨年大きく変わった」(久留貴昭監督)という村田だが、選手権3週間前に負傷。指揮官も村田の負傷の影響が最も大きかったことを明かす。全国初戦は交代出場。3回戦は先発したものの、0-3で悔しい敗退となった。個人的にも敗れた昌平高戦で課題を実感し、よりプレースピードを上げることや正確な判断をすることの必要性を感じたようだ。
 
 今年は「自分が影響を与えられるくらいの選手になっていかないといけない。まずは得点に絡んでいきたいし、ちょっと違いを見せていきたい」という目標を掲げる村田が、自分の強みを発揮して創成館に多くの白星をもたらす。
  
(取材・文 吉田太郎)

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