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南野の活躍に地元メディアは飴とムチ「記憶に残るものだった」「まだやることがある」

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鮮やかな活躍を見せたFW南野拓実

[2.20 プレミアリーグ第25節 サウサンプトン 1-1 チェルシー]

 サウサンプトンのFW南野拓実が新天地で2ゴール目を挙げた。地元のコミュニティメディア『セインツ・マーチング』は南野の華麗な得点を評価している。

 6連敗中のチームは4連勝で好調のチェルシーと対戦。南野は3試合連続の先発出場を飾り、4-4-2の左サイドハーフで起用された。前半33分には先制点を挙げる。MFネイサン・レドモンドのスルーパスを相手守備陣の間で受け、そのままPA内へ。キックフェイントでDFセサル・アスピリクエタとGKエドュアール・メンディをかわし、そのまま無人のゴールに流し込んだ。

 その後、チェルシーに追いつかれて1-1のドローで終了。サウサンプトンは勝ち点1を奪取し、6連敗からようやく抜け出すことができた。

 地元のコミュニティメディア『セインツ・マーチング』では、南野のプレーについて「知性が働き始めた」と評価する。「相手の守備陣のギャップを突き、そこに入り込んだ。レドモンドの前向きなプレーと素早いパスのお膳立てによって、南野のランが生きた」と得点シーンを分析した。これまでも冷静に評価を続けてきていたこのコミュニティメディアは、活躍した南野のプレーにもあくまで及第点。「まだやることがある。シュートを打つのに時間がかかりすぎている場面もあった。しかし、得点シーンはメンディとアスピリクエタをかわし、アウトサイドで決め切る鮮やかなものであった」と伝えている。

 採点評価では、守備陣やMFジェームズ・ワード・プラウズ、レドモンドが7以上の評価を与えられているにもかかわらず、南野には6の及第点が付いた。

「イングスとの連係が完全ではなかった。しかし、南野のフィニッシュはサウサンプトンのファン全員の記憶に残るものだった。とても落ち着いていた。ゴールを決めている限りは誰も文句を言うことはないだろう。チームメートと連係を取り、ボールを保持してプレッシャーを和らげられるかは、もっと彼を見続ける必要がある」。

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