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今季3度目の“ミラノダービー”は頂上対決…インテル・コンテ監督は“イブラ封じ”を語る

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FWロメル・ルカクとFWズラタン・イブラヒモビッチが再び激突

 セリエAは21日に第23節を行い、首位インテルと2位ミランは“ミラノダービー”で上位対決を行う。

 インテルは前節にラツィオを下し、ミランはスペツィアに敗戦。そのため因縁のダービーマッチを前に順位は入れ替わり、勝ち点50のインテルが首位に、勝ち点49のミランが2位となった。今シーズンはすでに2度対戦。10月17日の第4節ではミランFWズラタン・イブラヒモビッチが2得点を挙げ、インテルFWロメル・ルカクは1点を返すも、2-1でミランが勝利した。

 しかし、2度目の対戦ではインテルが2-1で試合を制す。1月26日のコッパ・イタリア準々決勝で相まみえ、ルカクとイブラヒモビッチがそれぞれ得点。互いに顔をぶつけ合うヒートアップした場面もあったが、試合終了間際にMFクリスティアン・エリクセンがFKを沈め、インテルに軍配が上がった。

 1勝1敗の中で行われる首位対決のミラノダービー。インテルのアントニオ・コンテ監督はクラブ公式サイトで意気込みを語る。「両者上位に位置しており、近年のダービーとは異なる」とその緊張感を明かし、「冷静になれている。常に正しい熱意、力、覚悟を持って仕事に取り組まなくてはいけない。このような順位のときは、さらにやる気を上げて、より多くの熱意とともに、良いパフォーマンスをする気持ちが重要になる」と首位決戦に臨む胸中を垣間見せた。

 ミランを支えるイブラヒモビッチには最大の注意を図る。コンテ監督はその存在について「チームでプレーをして、ミスを最小限に抑えるようにすることでクリアできる」とチーム全員で封じるつもりだ。「彼はミランでとても調子が良い。今季のダービーでも得点を決めているが、それで今度も得点を決めるとは限らない。最も大事なことは、全力を出して勝利を掴むことだ」と気持ちを全面にライバルに挑む決意を語っている。

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