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エバートン戦のPKについてクロップ監督「主審は他の人が見ていない何かを目にしていた」

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リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、エバートン戦での判定に疑問を抱いているようだ。

 リバプールは現地時間20日、プレミアリーグ第25節でエバートンに0-2で敗北。1999年を最後に20年以上負けていなかった“マージ―サイド・ダービー”を落としたうえ、リーグ戦4連敗を喫した。

 試合の中では開始わずか3分で失点を喫したほか、終盤の80分にはカウンターの流れからシュートを放った直後に自らこぼれ球に詰めようとしたキャルバート・ルーウィンとアレクサンダー・アーノルドが交錯してしまい、PKの判定。一度はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入があり、主審がリプレイ映像をチェックしたが、判定は覆らなかった。

 試合後、PKの判定について問われたクロップ監督は、判定の印象に関係なく結果は覆らないことを強調している。

「それを私に問うのは本当にアンフェアだと思う。誰もが私に聞いてくるということは、その誰もがあれはペナルティではなかったと思っているということだ。だが、それは重要なことではない。審判はペナルティーだと思っているんだからね」

 また、「試合後に彼(主審)と話したかったんだが、もう帰ってしまっていた」ともこぼし、PKの判定の根拠となった部分を知りたかったと口にした。

「私はただ、彼が何を見たのか聞きたかっただけだ。VARがあんな風にコールオーバーしたのだから彼は状況に疑問を持ったと思うが、彼が(映像のチェックに)要したのは1秒だけだった」

 主審が映像のチェックに要した時間が短かったことを指摘したクロップ監督。主審にしか見えていなかったものがあるのではないか、と疑問を呈している。

「彼はそこに向かって、3、4ヤード(1ヤード≒0.9メートル)のところから見て、振り返ってペナルティーと言った。明らかに他のすべての人たちが見ていない何かを目にしていた。私はそれを見ていなかったが、私に声をかけてくる人はみんな同じことを言う。『なぜあれがペナルティーになるんだ?』とね」

 エバートン戦の敗戦により、暫定6位に位置しているリバプール。苦しい時期が続いているが、ここから立て直していくことはできるのだろうか。

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