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頂上対決“ミラノダービー”はインテルに軍配…ルカク1G1A、イブラは輝けず

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インテルが首位対決のダービーを制す

[2.21 セリエA第23節 ミラン 0-3 インテル]

 セリエAは21日に第23節を行った。首位インテルと2位ミランの“ミラノ・ダービー”は、インテルが3-0で勝利を収めた。

 勝ち点1差で上位に位置する首位インテルと2位ミラン。今季はすでに2度行われたダービーマッチは1勝1敗となっており、3度目の対戦は今季の成績を占う大一番となった。

 また、両チームのエースであるミランFWズラタン・イブラヒモビッチとFWロメル・ルカクの対決も見どころに。しかし、この試合で輝いてみせたのはルカクだった。インテルは前半5分、ルカクが右サイド突破からPA内へ。クロスはDFシモン・ケアーに阻まれるが、ルカクは再びボールを拾い、ピンポイントクロスを上げる。ゴール前のFWラウタロ・マルティネスが頭で合わせ、幸先よく先制点を決めた。

 ミランも反撃。相手の脅威となるイブラヒモビッチはミドルや意表を突いたヒールキックでゴールに迫るが、GKサミール・ハンダノビッチのセーブに遭う。前半を0-1で折り返し、後半もイブラヒモビッチを中心に攻め立てるが、やはりハンダノビッチにゴールを守られた。

 すると、インテルが再び得点に成功。後半12分、DFアクラフ・ハキミが右サイドを強引に突破し、中盤でパスを受けたMFクリスティアン・エリクセンがPA左に回す。FWイバン・ペリシッチがPA左から折り返し、最後はラウタロがワンタッチでゴールに押し込む。鮮やかな連係がつながり、インテルが2-0と点差を広げた。

 さらにインテルがダメを押す。後半21分、ペリシッチがロングボールを蹴り、中盤でルカクが収める。ルカクは一気に加速し、PAライン上から左足を一閃。鋭い弾道がゴール左隅に突き刺さり、勝利を決定づける3点目となった。

 ミランは後半22分、30分と交代カードを切り、イブラヒモビッチも途中交代に。しかしその後スコアは動かず、インテルが3-0で勝利。大一番のダービーを制し、2位ミランとの勝ち点差を「4」に広げた。

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