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国見が交代出場FW利根の劇的ゴールで神村撃破!九州制覇懸けて佐賀東との決勝へ

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後半29分、国見高FW利根悠理(左から3人目)が決勝ゴール

 第42回九州高校(U-17)サッカー大会は22日午前、準決勝を行い、国見高(長崎1)と佐賀東高(佐賀1)が決勝進出を決めた。両校はサニックス杯(3月、福岡)への出場権を獲得している。

 国見は準決勝で神村学園高(鹿児島1)と対戦。前半から神村学園が落ち着いてボールを繋ぎ、今大会通して好パフォーマンスを続ける左SB抜水昂太(2年)と右SB笠置潤(1年)の両DFの攻撃参加を活用する。15分に抜水のクロスからU-17日本代表FW福田師王(1年)がヘディングシュートを放ち、23分には右サイドから崩し、福田の落としをMF篠原駿太(2年)が左足で狙う。

 だが、国見はミドルサードのブロックが堅い。「福田のマンマークがしたいです」と直訴したというCB福田皓大(2年)が神村学園FW福田へのパスを何度もインターセプトして決定打を打たせない。また、GK緒方要(2年)が安定したキャッチングでクロスを封じていた。

 神村学園の方が自分たちよりも技術力が高いことを理解した上で、木藤健太監督から「ゲームで目や身体が慣れていってこの中で掴んでくれれば良いと思っていた」と送り出された選手たちが、技術力高い神村学園の選手たちに必死に食い下がる。後半はMF北村一真(1年)やMF縫俊希(2年)が高い位置でボールを奪い、FW本川璃空(2年)のスピードを活かした攻撃に繋げる。

 後半8分には、左SB高木祐介(2年)から良い形で逆サイドの本川へボールが通ったが、神村学園SB抜水がブロック。神村学園はU-16日本代表MF大迫塁(1年)が、相手SBの背後へ絶妙な展開を見せ、12分には篠原からの折り返しを受けたMF畠中健心(2年)が左足で狙った。だが、国見DF陣がシュートをブロックしてスコアは動かない。

 後半終了1分前の29分、国見は投入直後のFW利根悠理(1年)が大仕事をしてのける。右SB村田一翔(1年)のロングスローのこぼれ球に反応し、右足を振り抜くと、DFに当たったボールがGKの頭上を越える。そして、クロスバーの下側を叩いてゴールへ。劇的な一撃で先制した国見が3分間のアディショナルタイムを守り抜き、決勝へ駒を進めた。

「世界を見ると相手に対応できる対応力が必要」(木藤監督)というコンセプトの中でポゼッション、堅守速攻など個人、チームが色々なサッカーに対応している国見が強敵を突破。06年度以来の九州新人制覇へ王手をかけた。

(取材・文 吉田太郎)

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