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浦和にけん責と罰金300万円の処分…大分戦で両サポーターに違反行為、Jリーグが懲罰決定

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昨年10月31日、昭和電工ドーム大分で開催された大分対浦和戦

 Jリーグは22日、浦和レッズ大分トリニータへの懲罰を決定した。大分にはけん責のみ、浦和にはけん責と罰金300万円が科された。

 昨年10月31日、大分市の昭和電工ドーム大分で行われたJ1第25節大分vs浦和戦で確認された両サポーターによる以下の行為がそれぞれ懲罰の対象となった。

大分サポーター
(1)14時頃、浦和サポーターが座席を移動して、太鼓に合わせて立ち見で手拍子をしていたことに対して、大分サポーター2名がスタジアムの外に出て、浦和サポーターに近づこうとした。
(2)上記2名を追って、さらに10名程度の大分サポーターが南ゴール裏にいた浦和サポーターのもとに突入を試みた。

浦和サポーター
(1)本試合開始直前の14時頃から本試合が終了する16時頃まで、全席指定席であったが、40人程度の浦和サポーターがスタジアム上段席に移動し、立ち見で応援した。
(2)本試合が開始する14時頃から本試合が終了する16時頃まで、声を出したり、指笛を鳴らした。
(3)14時頃、浦和サポーターの1人がフェンスに上った。
(4)14時頃、浦和サポーターの1人がスタジアムの中からフェンスの外に向かってペットボトルのようなものを投げた。

 両クラブはJリーグの新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを遵守できず、感染リスクという観点からも、観客の秩序ある適切な態度を保持できなかったことが共通した懲罰理由となった。また、大分は有事の際に警備員や運営担当者に連絡、通報し対応することをサポーターに徹底していなかったことなどが違反とされている。

 一方、浦和に対しては観客の秩序を保持できず、ホームの大分側が観客の秩序保持義務に協力的ではなかった点などが指摘されている。また、浦和サポーターのガイドライン違反は「有観客試合の開始ごろから散見されており、浦和のホームゲームにおいて措置を講じきれなかったことが本件行為につながった」としている。

 これを受けて、浦和は再発防止策を打ち出し、「当該サポーターには、再度注意喚起を図るとともに今後は違反者に対し、厳しい対応を講じてまいります」と説明。社内処分として立花洋一代表は役員報酬自主返納(10%・3か月)、コンプライアンス担当取締役が役員報酬自主返納(5%・3か月)、担当部長への厳重注意も行ったという。

 立花代表はクラブの公式サイトを通じて、「Jリーグをはじめ、関係するみなさま、そしてサッカーに関わるすべての方々に対し、度重なる違反行為について適切に対処できなかったことを深くお詫び申し上げます。新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン遵守を徹底できなかったことの責任は重大であり、今後も繰り返された場合にはクラブとして毅然とした対応を行ってまいります」としている。

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