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東日本大震災から10年の節目に再び開幕戦で激突…仙台・手倉森監督「あの当時を思い出すこともあると思う」

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 Jリーグ開幕直前オンライン記者会見が23日に行われ、サンフレッチェ広島城福浩監督とMF森島司ベガルタ仙台からは手倉森誠監督とMF佐々木匠が出席した。

 広島と仙台が前回開幕戦で対戦したのは2011年3月5日(△0-0)。その6日後に東日本大震災が発生した。震災から10年という節目の年に、両チームが再び開幕戦で顔を合わせることになった。

 そして今季の仙台には当時の指揮官である手倉森監督が帰ってきた。指揮官は「広島さんと節目で開幕をやるということで、あの当時を思い出すこともサポーターにはあると思う」と神妙に話すと、今年はさらにコロナ禍での開幕ということもあり、「世界中が窮屈な生活を強いられている中で、少しでも活気づける、発奮させられるのはスポーツなんだ、サッカーなんだ、Jリーグなんだと伝わるような戦いがしたい」と力を込める。

 また震災当時は中学生だった佐々木も「震災から10年目の年」と意識を十分にする。当時の仙台はクラブの連勝、負けなし記録作るなど快進撃をみせ、震災復興を目指す東北に勇気を与えた。「希望の年にしたいと思うので、開幕戦に向けてしっかりと準備していきたい」。昨季は17位。降格なしの特例シーズンで“命拾い”したチームには、開幕で勢いづくことが何よりも求められる。

 一方の本拠地に仙台を迎える広島の城福監督は、「策士の手倉森監督に代わった」ことを最も警戒する。特に「セットプレーもいろいろ駆使してくると思っている」と話すと、キッカーとしてキープレーヤーとなる森島も「去年はセットプレーで1アシストしかしていないので責任を感じている。今年はキャンプから感覚がいいので、開幕戦もその感じで行ければと思います」と意気込んだ。

 両チームの開幕戦は27日、エディオンスタジアム広島で14時にキックオフする。

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