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イブラ「いまはSNSの5分動画で英雄扱いだ。偉大なら長い間実力を証明してみせろ」

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FWズラタン・イブラヒモビッチがインタビューに答える

 FWズラタン・イブラヒモビッチが『UEFA』のインタビューに回答。25日、スペイン『アス』などが伝えている。

 昨冬加入から名門を叩き起こした39歳イブラヒモビッチ。現在、ミランは2位に位置しており、首位インテルとともにセリエAを盛り上げる。イブラヒモビッチ自身もリーグ戦で14ゴールを挙げ、得点ランク3位になっている。

 39歳という年齢について、イブラヒモビッチは「若かろうが若くなかろうが関係ない」と一蹴。「このような高いレベルでプレーしていると、誰であろうと同じようなプレッシャーに常にさらされている。ここにいるということは、それに値するからいるというわけだし、十分な実力があるということの証だ」と結果で衰えを否定する。そして、逆に若さに甘えるプレーヤーにも一言物申している。

「まだ若いから自分の時代はこれからだ、という考えは捨てるべきだ」

「ミランでプレーすることになったときは、もう時間がないから、すぐに結果を出す必要があった。もしいいプレーができなければ、ミランは次の移籍市場で自分よりいいプレーをする新しい選手を獲得するだろう」

「だから俺はいいプレーをしなければならない。そしてこれは他の選手に対しても言えることだ。俺たちは高いレベルでプレーしなければならないんだ。年齢に関係なくね」

 ともに躍進を支える指揮官ステファノ・ピオリも自身に感化されていると語る。

「ピオリは俺とは全然違うって? 本当にそうか? 多分俺が彼を“ズラタン化”してしまったんだろうな。彼は俺みたいになったと思うよ」

「彼がミランに来たとき、状況は厳しかった。いまのように良くなったのは彼のおかげだ。すばらしい監督だね。ピオリのことはもともと知っていた。イタリアで彼のチーム相手にプレーしたことがあるから。彼がチームを引き継ぐときは、いまのような状態じゃなかった」

「彼は多くを要求した。たとえすごく若いチームだったとしてもだ。おそらく彼は俺よりも我慢強いんだろうが、明らかにもっと成熟していて、経験も豊富だ。プレッシャーの中で仕事することに慣れているし、セリエAに残留するためにプレーするということも経験してきた。それは明らかに違うことだ。勝利を求められつつ、同時にプレッシャーにさらされることになる。そういう状況では、ビッグチームで求められたこととは違うものを出さなければならない。ピオリはここにきて、偉大な監督であることを実証した。彼がこの仕事に最も適しているかどうかを議論することは今はもうない」

 さらにイブラヒモビッチは語る。現代のスポーツ界では、気軽に好きな選手のプレーを観ることができる。噂に聞いたスター選手のプレー集も動画で確認でき、無名選手が動画によってスターダムを駆け上がることも稀にある。もちろん、それがサッカー界を盛り上げることも。しかし、イブラヒモビッチは違和感を覚えている。

「最近は若い選手が5分プレーするだけで、すばらしい選手として見なされるようになった。俺は昔ながらのやり方で這い上がってきてよかったと思っている」

「SNSはすべてを変えてしまった。いまはSNSはのおかげで、選手は大したことをしていなくても、まるでチャンピオンみたいに扱われる。そんなことはこれまでなかったことだ」

「かつては大きなことを成し遂げて、それを長い間持続させなければ、偉大な選手として見なされることはなかった。今は違う。俺は昔のほうが好きだ。偉大な選手として認められるためには、実力を証明しなければいけない」

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