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4年ぶりJ1昇格狙う長崎、来日後隔離で合流遅れたカイオが決勝弾「いい練習はできている」

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[2.27 J2第1節 長崎 2-1 金沢 トラスタ]

 昨季はJ2リーグ3位に終わったV・ファーレン長崎がJ1昇格に向け、幸先の良い白星スタートとなった。

 昨季は昇格争いの末に惜しくも3位フィニッシュ。手倉森誠監督体制が終わり、吉田孝行監督新体制で心機一転の4年ぶり昇格に向け、開幕初戦に臨んだ。

 長崎は開始4分で先制に成功。MF秋野央樹の右CKからファーサイドのDF毎熊晟矢がゴールに押し込んだ。その後はPAの深い位置まで入り込み、チャンスを創出。同15分には追加点を挙げる。右サイドの毎熊からPA右に鋭いパスを送ると、MFルアンが反応。マイナス方向への折り返しに、MF澤田崇が相手選手を引き付けながらスルーし、最後はMFカイオ・セザールが決め切った。

 その後は徐々に金沢にペースを握られ、後半には失点。しかし、長崎は最後まで点差を守り切り、2-1で開幕戦を白星で飾った。

 レンタルから完全移籍となり、チームの今季躍進を担うカイオは、来日後の隔離を経てチームに合流。「自分のコンディションを上げないといけない部分がある。2週間はあったのでチームのみんなと比べると劣っている部分がある」と万全ではないことを明かし、「いい練習はできているので、ちょっとずつそこは埋めていける」と復調に自信も見せる。試合を振り返り、「前半に関しては支配ができていた」と語り、「後半に関しては支配もできなかったし、疲れた感じもあった」と苦戦も認めていた。「いい練習を積んで、後半も落ちないサッカーをしなきゃいけないと思う」と次戦への調整を誓っている。

 前半、長崎が何度も見せたPA右の深い位置への進入は狙い通りだったという。PA右にパスを出して2点目の起点となった毎熊は「ポケットを取りに行くっていうのは言っていて、チームの全体の意識であった。攻撃はまずそこを狙うっていう意識はあった」と明かす。前半は「攻めていた部分ではできていた」と手応えを掴むも、後半については「全然出せなかったので、あれを90分間やらなくてはいけない」と課題を見つけていた。

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