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鎌田&ユネスは「トップ下の2人の魔術師」! 独誌がフランクフルトの“ダブル10番”を特集

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MF鎌田大地とMFアミン・ユネスが特集された

 ドイツ誌『キッカー』がフランクフルトでトップ下としてプレーするMF鎌田大地とMFアミン・ユネスに関する特集記事を組んでいる。

 フランクフルトは20日のブンデスリーガ第22節でバイエルンと対戦し、鎌田とユネスがそれぞれゴールを挙げて2-1と勝利。アディ・ヒュッター監督が2人をトップ下で同時起用する決断もチームの好調につながっているとみられる。『キッカー』の記者も「この攻撃的MFの2人のクリエイティブな頭脳なしではフランクフルトの好調を語れないだろう」と強調し、以下のように2人の特徴を分析した。

「ダイチ・カマダとアミン・ユネスを見ていると、次の瞬間に何が起こるのか予想がつかない。時折、天才的な一瞬、例えば1度のドリブル、1本の(相手DFを)切り開くパスで試合を決めることもある。10番(トップ下)の2人の魔術師は素晴らしい技術を備える一方、本能的に正しい判断に導く特別な予測能力も持ち合わせている」

 記者は鎌田とユネスは「2人とも天才肌だが、タイプは違う」とも指摘。168cmと小柄なユネスは「ドリブラーでありながらハードワークを惜しまず、執念深さ、しつこさを見せる」が、身長184cmの鎌田はバイエルン戦での失点の場面のように注意に欠けることもありつつ、「もう少し粘り強く、より強い決意でフィニッシュに持ち込めたら、世界のほとんどのチームでプレーできるだろう」という。

 また、記事では2人を比較するスタッツの表も掲載。得点数は「3」、得点に至るまでのシュート数は「8」と並ぶ両者だが、鎌田はアシスト数では「11」、“プレ・アシスト”(アシストにつながる決定的パス)では「6」と、それぞれ「2」を記録したユネスを大きく上回り、「リーグのアシスト王」とも称されている。

 なお、鎌田は今季開幕前のプレスカンファレンスで「15得点に関与すること」をシーズンの個人的な目標に掲げていたが、“プレ・アシスト”を含めて数えれば、第22節消化時点ですでに20得点に関与していることになる。

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