ミランに所属する日本女子代表(なでしこジャパン)MF長谷川唯が27日に行われたセリエA第14節・バーリ戦(○6-1)で先発出場。加入後初ゴールを含む2得点を挙げ、この試合のMVPに選出された。

　1月末にミランに加入した長谷川は、今月13日のコッパ・イタリア準々決勝・サッスオーロ戦でデビュー。そして、27日にはリーグ戦で初先発を飾ると、3-0で迎えた前半31分に加入後初ゴールを決める。

　PA左手前でFKを得たミランのキッカーは長谷川。助走から右足を振り抜くと、ボールは無回転気味にゴールニアサイドに突き刺さった。

　さらにミランは後半15分、またしても長谷川が追加点を挙げる。流れるようなパスワークの中で、長谷川はPA左のスペースに走り込む。左サイドからのクロスを、ゴールニアサイドで右足ワンタッチ。相手GKの頭上を越えるようなボールはそのままゴールラインを割り、チーム4点目となった。

　長谷川は後半21分で途中交代。ミランは6-1で快勝し、ドッピエッタ(1試合2得点)の長谷川はリーグ選出のMVPを受賞した。女子セリエAは現在14試合を終え、首位は1試合未消化のユベントスで勝ち点39。続いてミランが14試合13勝1敗の勝ち点39で2位に位置している。