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去就注目ケイン、来季もトッテナム残留か…新型コロナの影響で他クラブが手出しできず

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FWハリー・ケインは来季もトッテナム残留か

 トッテナムハリー・ケインが少なくともあと1年は残留するようだ。イギリス『テレグラフ』が伝えた。

 今シーズン公式戦33試合で21ゴール14アシストを記録するなど大活躍を継続するケイン。一方で、トッテナムはなかなかタイトルに手が届いておらず、2024年まで契約を残すものの、同選手の移籍話は後を絶たない。

 実際に、ケインは昨年、チームの成長を感じなければトッテナムから去る考えや、トロフィー獲得への強い思いを明らかにしていた。そして、チームはカラバオカップ決勝進出、ヨーロッパリーグラウンド16進出とタイトルのチャンスは残っているものの、プレミアリーグでは優勝争いはおろか、トップ4争いすら危うい9位に低迷する現状を受け、どのような決断をするのか注目が集まる。

 一方のクラブ首脳陣は、断固としてイングランド代表主将の売却を認める考えはなく、移籍金に関する話し合いは依然として行われていない。しかし、それと同時に、同選手から莫大な資金を得られることも認識するようだ。

 それでも、契約満了まで3シーズンを残すことから、やり手で有名なダニエル・レビー会長との交渉は困難を極めることが予想される。さらに、欧州各国のクラブが新型コロナウイルスのパンデミックにより財政難に見舞われており、仮に売却を決めた場合、同会長が求める移籍金を支払えるクラブは限定的だ。

 以前から新天地の候補に挙がるレアル・マドリーやバルセロナは財政状況が厳しく、マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるパリSGはキリアン・ムバッペとネイマールとの新契約締結を目指しており、ケインとの契約に資金を注ぐことは難しいと考えられている。また、トレードと言う移籍形式の可能性も残されているが、トッテナムは売却に動かざるを得ない場合でも、現金のみを求めるようだ。

 そのため、今夏の移籍市場でケインが他クラブに移籍する可能性は低いとの見方が強い。

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