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香川真司がクロップ&ファーガソンを振り返る「愛を感じる人だった」

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 世界中で社会貢献活動に取り組んでいるローレウスのアンバサダーを務めるPAOKテッサロニキのMF香川真司(32)が、ロングインタビューに応じている。「現役でいる間になかなかサッカー以外の活動をすることは難しいけど、30歳を超えて、プロキャリアも10年以上になる中で、自分の出来ることをやって行ければいいなと思っている」とシーズンオフの被災地への訪問など、活動継続の重要性を強調した。

 香川は19年夏からプレーしたスペイン2部のサラゴサとの契約を、昨年10月に解除。フリーの状態で、新天地を模索し、ギリシャリーグへの挑戦を決断した。PAOKでは2日現在、リーグ4試合、国内杯2試合に出場している。「紆余曲折しましたけど、すごく前向きにこの挑戦を受け入れている」と充実の様子で話した香川は、「毎日ベストを尽くすだけ。夢や目標はあるけど一旦脇に置いて、ここでの日々に意識を持っていくことが何より大事なのかなと思う」と気を引き締めた。

 またサッカーキャリアを振り返り、2人の名将について言及。初の欧州挑戦の地で選んだドルトムントで、香川はユルゲン・クロップ監督と出会った。「一つの運命的な出会いだった」とすると、「愛を感じる人だった。それが一言で表す表現。常に選手のことを考えて、ピッチの上で戦う上で常にサポートしてくれて、何も迷いもなくピッチに送り出してくれる。あの監督について行けば何も恐れることはないという監督だった」と回想。

 そしてマンチェスター・ユナイテッドで出会ったアレックス・ファーガソン監督。27年に及び長期政権の最後の1年間をともに過ごした。「移籍前にマンチェスターのホテルでお会いした時に、オーラや人柄にすごく圧倒された」とファーストコンタクトを振り返ると、「ハーフタイムに怒鳴り散らかした時にルーニーやギグス、スコールズが何も言い返せないのを見たときにこの人はとても偉大な人なんだと思った。経験のある選手に強い要求をしていて、チームをまとめ上げるにはこういうマネジメントをするんだと思った」と思い出を語った。

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