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絶対絶命の状況から奇跡の逆転!! バルサが延長戦の末にセビージャを退け国王杯決勝へ

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バルセロナが逆転で決勝進出

[3.3 コパ・デル・レイ準決勝第2戦 バルセロナ3-0セビージャ]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝第2戦が3日に開催された。バルセロナは本拠地カンプ・ノウにセビージャを迎え、延長戦の末に3-0で勝利。2試合合計3-2と逆転し、2018-19シーズン以来2年ぶりの決勝進出を果たした。4日に準決勝第2戦のもう1試合が行われ、レバンテ対ビルバオの勝者とファイナルで対戦する。

 2月10日に敵地で行われた第1戦を0-2で落としたバルセロナ。前半12分、PA内左で粘り強くキープしたFWウスマン・デンベレが後ろに下がり、PA手前左で意表を突いて右足を振り抜く。目の覚めるようなシュートがゴール左隅に突き刺さり、逆転に向けて幸先よく先制した。

 その後はボールを保持しながらもゴールが遠い展開となる。後半26分にはセビージャのカウンターの流れからDFオスカル・ミンゲサがPA内でMFルーカス・オカンポスを倒し、PKを献上。同28分、自らキッカーを務めたオカンポスが右足でゴール左下を狙うも、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがビッグセーブを見せた。

 この守護神の奮闘にフィールド選手たちが応える。敗退の危機が迫っていた後半アディショナルタイム2分にFWフランシスコ・トリンコンがPA手前右でMFフェルナンドに倒され、いい位置でFKを獲得。フェルナンドは2枚目のイエローカードで退場となった。

 後半アディショナルタイム3分、キッカーのメッシが左足で打ったシュートは壁に当たって枠を外れる。これで獲得した右CKの流れからPA左脇のFWアントワーヌ・グリーズマンが左足でクロスを送ると、中央のDFジェラール・ピケが頭でゴール右に押し込み、同アディショナルタイム4分に合計スコア2-2と同点に追い付いた。

 延長戦に入って10人のセビージャを押し込むバルセロナは、開始5分に逆転ゴールを奪う。左サイドのDFジョルディ・アルバが左足でクロスを入れると、ニアのFWマーティン・ブレイスウェイトが反応。ヘディングシュートがGKトマーシュ・バツリークに当たり、ゴールに転がり込んだ。

 延長後半はスコアが動かず、バルセロナが3-2とリードしたまま試合終了。セビージャは第1戦で得た2点のアドバンテージを生かせず、2017-18シーズン以来3年ぶりの決勝進出は叶わなかった。

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