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クロップを「師匠」と語るトゥヘル「天才的な性格、本当に面白い人」

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 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督はドイツの同胞であるリバプールユルゲン・クロップ監督には敵わないと語った。英『ミラー』が伝えている。

 チェルシーはトゥヘル氏が監督に就任して以降、9試合で負けなしと好調をキープ。現地時間4日、チームはアンフィールドに乗り込み、プレミアリーグ第29節でリバプールと対戦する。

 両監督は、トゥヘル氏がパリSGの監督だった2018年にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の予選グループで、それぞれ1勝を分け合っていた。記事では両者が「いつも幸せそうなクロップ監督と真面目で不機嫌そうなトゥヘル監督」と、パブリックイメージが大きく異なることを指摘。

 トゥヘル監督は「(不機嫌そうに見えるという質問について)なにか私について誤解しているんじゃないか。公の場でのおもしろさや、あまりよくない質問にもいい答えを返すという点において、ユルゲンに勝つことはできない。彼は師匠だ」と語った。

「彼はどんな質問にも、大笑いで切り返すことができる。彼はプライベートでも公の場でもそんな感じなんだ」

「不機嫌なところがあると言われても、私のそういうイメージがどこから来ているのかはわからない」

「自分のイメージのことを考えて、ムダなエネルギーを費やすつもりはない。これまで私が在籍してきたクラブを聞いて回っても、私のことを不機嫌だと形容する人はあまりいないと思う。とはいえ、ユルゲンと一緒にカメラの前に立つと、注目を集めるのは彼だ。彼は天才的な性格をしていて、本当に面白い人なんだ」

 クロップ監督はリバプールの最近の調子に満足していない。今日の試合はタイトル争いのためのものではなく、チェルシーとリバプールのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権をかけたものになりそうだ。過去3年シーズン、リバプールは平均30の勝ち点差で、チェルシーを突き放している。

 だがトゥヘル監督は言う。

「自分たちの思考を制限するべきじゃない。少なくとも挑むべきだし、言い訳みたいなものを用意する必要はない。そんなことはしたくない」

「私たちはトップ4をめざす。これはファーストステップとして大きなタスクだ。次のシーズンは、すべてのタイトルを目指して戦う。私からすると、リバプールとマンチェスター・Cが依然としてベンチマークであり目標だ」

「サッカーの世界には時間がない。どんなに望んだとしてもね」

「だから自分で獲得しなければならない、ユルゲンやペップが稼いだのと同じぐらいの時間を。彼らは時間をただ与えられたわけじゃない。彼らが何をしてきたか、チームやクラブに対してどういうインパクトを与えたのか、2シーズン目の活躍を通してこのクラブの人たちも見たと思うし、私も同様に実力を証明しなければならない」

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