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関東C・北信越選抜は攻撃的右SB後藤が2発。母校・矢板中央の活躍も刺激に

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関東C・北信越選抜の右SB後藤裕二(順天堂大2年=矢板中央高、15番)が2得点の活躍

[3.4 デンチャレ 東海選抜 1-5 関東C・北信越選抜]

 デンチャレ初戦で2ゴール。関東C・北信越選抜の右SB後藤裕二(順天堂大2年=矢板中央高)は、「結果を出すということが一番大事だと思っていたので、そういう中で結果を出すことができたことが良かったと思います」と素直に喜んでいた。

 前半24分、ゴール前のこぼれ球に反応して右足で1点目。後半19分にはMF高岸憲伸(中央大3年=星稜高)の右FKに走り込み、頭でゴール右隅へ突き刺した。「(自分の力というよりも)ボールが良かったという感じですね」と微笑。それでも、攻撃性能高い右SBはゴールでチームの勝利に貢献し、Jスカウト陣にもアピールした。

 オーバーラップからのクロスやラストパスの精度が持ち味。「プロに行くのが大前提だと思っている。その中でもっと高いレベルで活躍して、日本代表などに選ばれることがこれからの目標になってくると思っています」というSBは、クロスを突き抜けた武器にするためにトレーニングから磨き続けているという。

 この日の前半はオーバーラップする回数を増やした。だが、後半はロングボールが増え、攻撃参加する回数が減っただけに今後は1試合通してアップダウンし続ける考え。「クロスで結果を残したい」というSBは関東C・北信越でも、順天堂大でも自分の強みで結果を残すことを目指していく。
 
 母校・矢板中央高(栃木)の2年連続選手権3位は刺激になっているという。「後輩たちが良い結果を残しているので、『自分も頑張んなきゃな』ということは感じるので、そういうところは意識しています」。自身も2年時に右SBのレギュラーとして選手権3位を経験。“最強世代”と言えるほどのチームだった3年時はプリンスリーグ関東で独走優勝したが、日本一を目指した選手権は8強に終わっている。

 そのチームの成績を努力で乗り越えた後輩たち。自分も目標へ向けて努力を続けていくだけだ。矢板中央で守備力を身に付け、日本高校選抜選出。そして、元日本代表DFの堀池巧監督率いる順大で特に攻撃面に磨きをかけてチャンスを掴んでいる。まずは、デンチャレで2戦目以降も強みを発揮し続けて勝利に貢献すること。そして、強化の必要性を感じている守備面を向上させてチームからより信頼される選手となり、アピールを続けてプロへの道を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)
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