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リバプールは“最強”本拠地で史上初の5連敗…クロップ監督「これだけ負けたらCLについて語ることはできない」

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ユルゲン・クロップ監督が悔しさをにじませる

[3.4 プレミアリーグ第29節 リバプール 0-1 チェルシー]

 リバプールは4日のプレミアリーグ第29節でチェルシーに敗戦。クラブ史上初となるホームでの5連敗となった。クラブ公式サイトでは、指揮官ユルゲン・クロップのコメントを伝えている。

 昨季王者の苦しい戦いは続き、2021年のリーグ戦成績は11試合3勝7敗1分。クロップ監督はこの4週間にホームで負けた数が、直近5年間を上回ることになった。好調チェルシーのMFメイソン・マウントの一撃に遭い、圧倒的な強さを誇った本拠地アンフィールドでクラブ史上初の5連敗を喫している。クロップ監督は「ひとつの決定的な瞬間、メイソンのクオリティが試合を決めた」と試合を振り返る。

 チェルシーは前半42分に先制した。MFエンゴロ・カンテのロングボールにマウントが反応し、PA左でボールを収めると、一気にカットイン。DFファビーニョのマークを置き去りにしながら右足を一閃し、ゴール右隅に突き刺した。

 クロップ監督は「高いクオリティを持った選手はカットインからのシュートを打ってくる。我々はPA内で守備をしてはいけなかった」と後手になった守備を悔やむ。「今夜だけではないが、できるだけ選手には正直に話しているよ。多くの瞬間で良いサッカーを見せたが、決定的な瞬間はなかった。それを批判するのは、私であり、私たちだけだ」と敗戦を認めている。

 今節終了時点で、リバプールは7位。勝ち点3を積んだチェルシーはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の4位に浮上した。2チームを挟み、欧州CL圏内まで勝ち点4差が開いた現状にクロップ監督は「大きな打撃だ」と肩を落とす。『スカイスポーツ』では「大打撃だ。まだ終わってはいないが、これだけ多くの試合に負けていたら欧州CLを語る権利はないだろう」とその状況を飲み込んでいる。

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