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遠藤渓太は次戦が「一発屋でないことを証明する最高の機会」?地元紙、今夏の退団を“濃厚”とも

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 ウニオン・ベルリンは7日に行われるブンデスリーガ第24節で敵地でアルミニア・ビーレフェルトと対戦。地元紙『ベルリーナ・クリーア』が、前半戦のこの対戦カードでドイツでの唯一の得点を挙げたMF遠藤渓太の状況を分析している。

 昨夏、横浜F・マリノスからの買い取りオプション付きのレンタルでウニオンに加わった遠藤。プレシーズンのケガにより出遅れるも、第3節~第5節の試合にはそれぞれ途中出場。そして、昨年11月20日のビーレフェルト戦で加入後初スタメンを果たすと、開始直後の3分に先制弾をマーク。この日5-0での大勝を収めたウニオンのブンデスリーガでのクラブ史上最多得点での勝利に貢献している。

 だが、遠藤はこの試合の20分に太ももの負傷で途中交代を強いられることに。『ベルリーナ・クリーア』の記事では同選手にとって「ちょっとしたおとぎ話のようなスタメンデビュー」として始まった試合が「落胆」に終わったと表現。当時2週間後に復帰するも以降は5試合で合計75分の出場時間しか得られていない状況が続いていることを指摘された。

 記事では続けて、「レンタルによりウニオンとともの躍進を目指していた日本人選手にとってこの現状は物足りない。チームが実際に話題を集める一方で、エンドウはなかなか上手くいかず」とも。「今夏の退団、レンタル契約で定められるように横浜へ戻る可能性がかなり高い」との見解が述べられている。

 一方で、記者はウニオンでの遠藤の成功をまだ完全に諦めていないようだ。ビーレフェルト戦こそ「11月の好パフォーマンスが一発屋によるミラクルではなかったことを証明する最高の機会となるかもしれない。それができれば、やはりこれは本物のおとぎ話で、ケイタがケーペニック(クラブの本拠地)でエンドーを迎えるのがまだまだ先のことになるはずだ」と言葉遊びを交えながら記事を締めくくった。

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