beacon

クロップ、低迷する現状も教え子を信頼「選手たちは来季もリバプールに残る」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ユルゲン・クロップ監督が教え子を信頼

 リバプールユルゲン・クロップ監督が、チェルシー戦黒星の翌日にコメントを発した。

 現地時間4日に行われたプレミアリーグ第29節、リバプールvsチェルシーの一戦は前半42分に決まったメイソン・マウントの先制弾がそのまま決勝点に。リバプールは0-1でホーム戦黒星を喫した。

 リバプールはこの敗戦により、ホームのアンフィールドでまさかの5連敗。この数字はリバプールにとって史上初となった。

 クロップ監督は5日に行われた会見の席で「多くの選手達は来季もリバプールに残る」と明言。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権は関係なく、現有戦力の大半は残留するとの見解を示した。

「もちろん今季の成績は思わしくないし、厳しい状況に置かれている。だが、チームはこれから良くなると信じているよ。何が起こっているのかはもちろん受け止めている。だがクラブの将来について心配する必要はない」

 記者からサディオ・マネモハメド・サラーが移籍する可能性があるのでは、と問われると、次のように返している。

「そのように取り上げるメディアもあるのはわかる。だが私は全く心配していない。選手たちがチームに忠誠心を抱いていることは知っている。そもそも選手が“来季のCLに出られないのなら退団する”なんて言うわけがない。そのようなことは起こらない。私は選手たちを信じている」

「もしCLに出られないから退団したいと言うのなら、それは私が望んでいる選手ではなかったということになるね。チームは長期的なプランを想定しているし、そのために今は改善するべき時期だということだ」

 現在7位のリバプールは勝ち点43で、首位マンチェスター・シティとのポイント差は22まで開いてしまった。指揮官は主力の今夏退団はないと強調しているが、来季のCLに出場できないとなれば、財政事情や選手個々のモチベーションにも少なからず影響を及ぼすことになる。

 ここから巻き返し、CL出場権獲得が可能な4位以内でフィニッシュできるのか。それがリバプールにとって、正念場の終盤戦となりそうだ。

●プレミアリーグ2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP