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尚志の要・MF松尾春希。「力不足」「甘さ」痛感した昨秋から変化

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帝京長岡高戦の前半終了間際、尚志高MF松尾春希が追加点

 尚志高(福島)は、中盤の柱・MF松尾春希(2年=ジェファFC出身)がコンディションを上げてきている。1月の東北高校新人大会は、怪我明けで感覚が戻らず、チームを優勝へ導くことができず。チームは準決勝で青森山田高に0-5で敗れて3位に終わった。

 当時からメンバーが入れ替わる中、6日の2021プーマカップ群馬の帝京長岡高戦は7-0で快勝。松尾は、前半終了間際に鋭くPAへ侵入して1ゴールを記録した。仲村浩二監督が「今年はやってもらわないと困る」と期待するボランチは、得意の縦パスや切り替え速い攻守でも力を発揮していた印象だ。

 昨年はレギュラーに定着。だが、選手権福島県予選準決勝で敗れ、連覇を6で止めてしまった。「負けた時は『力不足』と感じましたね、個人としても、チームとしても」。個人頼みのサッカーになっていたことを反省。現在は、縦へ速くという共通意識を持ちながらグループ、チームで戦うことを目指している。同時に、福島県内での敗戦は自分の「甘さ」を痛感させられるものになったようだ。

「選手権負けた時から変わらなきゃな、と。自分に甘かったので。そこから変わって行こうと思っています。(当時は)雑なプレーが多くて、そういうものを一個一個ちゃんとやっていこうと思いました」

 一本のパス、トラップの精度から、スライディングなども徹底。「(現在は)コーチの小室(雅弘)さんにも言われたんですけれども、試合中、身体を投げ出すシーンとか増えていますし、あとはよく周りが見えるようになりました」。一つ一つを丁寧に、確実にすることによってよりプレーの幅も広がっているようだ。

 チームメートのU-17日本代表CBチェイス・アンリ(2年)が技術面などで急成長し、注目度を高めていることは刺激に。チームのためにプレーすることを優先した上で、アンリを見に来ているスカウト陣に自分の力をアピールすることも考えている。

 兄は日本高校選抜も経験しているDF松尾勇佑(関西大2年)。同じく注目プレーヤーの弟は、高校からのプロ入りを第一に目指している。そのためにも、貪欲に成長すること。そして、チームとしても、結果を残さなければならない。

「今年は100回の選手権もあって、インハイもどっちも2冠できれば良いと思います。あとプレミア(リーグ昇格)もチャレンジして、全部のカテゴリーを一つ上に上げるのが今年の目標なので全員でやっていきたい」。MF新谷一真(2年)とのダブルボランチはチームの生命線。その中で松尾が攻守両面でチームを牽引し、目標達成へ導く。

(取材・文 吉田太郎)

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