beacon

シメオネ、ラ・リーガ優勝争いの難しさ語る「私たちが勝ち点20差で優勝すると言った人々は何を想像していたのか…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

アトレティコ・マドリーディエゴ・シメオネ監督

 7日のラ・リーガ第26節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのレアル・マドリー戦を1-1で引き分けた。ディエゴ・シメオネ監督は、試合終了間際に追いつかれはしたものの、自チームのパフォーマンスに満足感を得ているようだ。

 開始15分にFWルイス・スアレスのゴールで先制したアトレティコだが、その後に迎える決定機を逸し続けると、終盤にFWカリム・ベンゼマのゴールで同点に追いつかれた。この結果、首位アトレティコは前日にオサスナに勝利していた2位バルセロナに勝ち点差を3に縮められ、3位レアル・マドリーとの差は5のままとなっている。

 シメオネ監督は試合後、スペイン「モビスタール・プルス』とのインタビューで次のように試合を振り返っている。

「結果を決めるのはゴールであり、それを前にして私たちにできることはない。私はチームの仕事に満足している。とても良いプレーだった。私たちが望んだ展開に持ち込むことが、ほぼできていたね。しかし、簡単な試合など存在しないし、自分たちがそんなことを一度も考えたことがない」

「追加点を決められなかった理由? 私たちは多くのチャンスを迎えた。しかしクルトワがカラスコ、コレアのシュートを前に素晴らしいセーブを見せていた。チームはとても勇敢だったし、前半はほとんどゲームを支配して、後半も開始から30分間はそうできていたよ。その後、彼らのワンチャンスをオブラクが防ぎ、最後には同点にされてしまった」

「後半の30分過ぎにプレーが落ち込んだのは、点差を広げられなかったからだ。1-0というスコアはあまりにも差がなく、すベてのライバルが打撃を与えるだけの長所を有している」

 その一方で、前半のDFフェリペのハンド疑惑でPKが取られなかったことについて問われると、こう返した。

「私は多くのことを考えなくてはならないし、そのことはVARと審判に任せたい。私が口を出すことはない。自分の頭は考えなくてはならないことでいっぱいだ」

「私はVARが好きだ。VARはフットボールを改善したし、よりフェアになっている」

 また、ラ・リーガ優勝を手中に収めるチャンスを逃したとの指摘については、真っ向から否定している。

「私は過激な意見を述べる人間になりたくない。私はチームのプレーなど、多くのことについて考えなくてはいけないんだ。皆、私たちが勝ち点20差をつけて優勝するなどと考えていたが、一体何を想像していたのか私には分からない。私たちは強大な2チームを相手に競っているのであり、リーグ戦はどのチームにとっても、最後までとても難しいものだ」

「私たちは昨季の自分たちを超えたいと思っている。それこそが進み続けるべき道なんだよ」

●ラ・リーガ2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP