元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が7日、イタリア紙『トゥット・スポルト』のインタビューに応じ、インテルのエースFWロメル・ルカクに賛辞を贈った。

　昨シーズンからアントニオ・コンテ指揮下のインテルに加入すると、相棒のアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとともにチームをけん引してきたルカク。今シーズンはセリエA第25節終了時点で18ゴールを記録し、得点ランキングでは、20ゴールでトップに立つFWクリスティアーノ・ロナウドとタイトル争いを繰り広げている。

　そんなルカクについて、かつてインテルの指揮を執った経験を持つザッケローニ氏が見解を示した。ザック氏は、セリエA首位インテルにおけるベルギー代表FWの活躍ぶりは、バロンドール受賞に値するほどであると持論を展開している。

「バロンドールは、誰よりも均衡を崩すことができる選手に与えられるべき賞だと考えている。これに関しては、技術面だけでなく、フィジカル面も重要な要素になる。正直言って、ルカクがバロンドールを受賞したとしても私は驚かないだろう。彼はインテルへやって来てから、並外れたパフォーマンスを示している。現在のセリエAにおいて、彼を物理的に動かすことができる選手はいないだろうね。できるとしたら、唯一(ミランのフランク)ケシエくらいかもしれない。ボールを受けて両腕を広げたルカクは、本当に抑えようがない」

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