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ファーガソン氏が3年前の脳出血を回想「記憶は戻るのか? 再び話せるのか? 本当に恐ろしかった」

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アレックス・ファーガソン

 元マンチェスター・ユナイテッド指揮官のアレックス・ファーガソン氏は、2018年に患った脳出血について語った。

 2013年の退任まで約四半世紀にわたりマンチェスター・Uを率いた名将ファーガソン氏。現在79歳になる同氏だが、2018年5月に脳出血を起こして緊急手術を受けた。幸い大事には至らず、目立った後遺症もなく、時折元気な姿を公の場でも見せている。

 そんなファーガソン氏は自身のドキュメンタリーの中で、3年前を振り返り「声を失い、言葉がまったく出てこなかった。恐ろしい、本当に恐ろしいものだった。『記憶は戻って来るのか?もう一度話せるようになるのか?』という思いが頭の中を駆け巡った」と経験を語っている。

「あの日は5件の脳出血があり、そのうち3人は亡くなり、生き残ったのは2人だった。本当に幸運だった。美しい日だった、あの日のことを憶えている。あと何回晴れの日を再び見られるのだろうか、これは難しいことだと思った」

 その後、言語療法士とともに回復に取り組んだことを明かした同氏は「記憶を失いたくはなかった。自分が誰かを知らずに家の中に腰掛けていれば、家族へひどい負担を強いるものになっていただろう。言語療法士は私に家族全員やフットボールチームの名前を書くように言ってきた。動物や魚、鳥に関しての質問もあった。その10日後、私の声は戻ってきた。すべてのことを乗り越えて、私の記憶が大丈夫だと実感した」と語っていた。

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