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W杯覇者が冨安健洋に自身を想起「“新世代の私”はおそらくボローニャのトミヤス」

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W杯覇者が自身にDF冨安健洋を重ねる

 元イタリア代表DFのクリスティアン・ザッカルド氏が、8日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋を“新世代のザッカルド”として挙げた。

 ボローニャの下部組織出身のザッカルド氏は、現役時代にミランやパレルモ、パルマなどでプレー。2006年にはイタリア代表メンバーの一員としてドイツ・ワールドカップ(W杯)覇者となった。2019年にサンマリノ共和国トレ・フィオーリで現役引退を迎え、現在はエージェントに転身して第2の人生を歩んでいる。

「土日はセリエAやプリマベーラ(U-19)、ブンデスリーガ2部や国外のリーグなど4試合をチェックしたよ。代理人として興味をそそられている才能はいるかって?それを明かすことはできない。しかし私は代理人としてふさわしい眼識を備えていると思っている。『Wyscout』でビデオを少々分析しているが、例えば(イェンス・ペッター)ハウゲのことは、サンシーロで行われたミラン対ボデ・グリムトで得点を決めて有名になる前から把握していた。彼の純粋な才能は魅力的だよ」

 そんな鑑識眼に自信を持つザッカルド氏は、かねてよりボローニャの日本代表DF冨安にも注目している。ロックダウン(都市封鎖)中の昨年5月には、「私が非常に気に入っているのはあの日本人選手だよ。トミヤスは強い。エネルギッシュだし、整然と素晴らしい規律をもってプレーしている」などと賛辞を贈っていた。

 そして今回、「現在、“新世代のザッカルド”はいるか?」との質問を受けると、「おそらくボローニャのトミヤスだろう」と現役時代の自身と同様にユーティリティープレーヤーである冨安の名を挙げた。続けて「ただ、私はもっと守備にとどまっていたように思う。私の場合、現在のカルチョでは3バックが合っているだろうね」などとコメントした。

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