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一瞬のスキを突いた名古屋、柏を下して2年ぶり開幕3連勝!

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名古屋は2試合連続の“ウノゼロ”

[3.10 J1第3節 柏0-1名古屋 三協F柏]

 10日に行われたJ1第3節、柏レイソル名古屋グランパスによる一戦は、MF稲垣祥のゴールが決勝点となり、名古屋が1-0で勝利を飾った。

 6日の前節・湘南戦(○2-1)で今季初勝利を挙げた柏は、そのスタメンから3選手を入れ替え。出場停止明けのDF上島拓巳が復帰し、DF川口尚紀とMFイッペイ・シノヅカが初先発。湘南戦で2得点の活躍を見せたFW呉屋大翔は1トップに入った。

 開幕2連勝の名古屋は、MF阿部浩之を今季初めて起用。4-2-3-1の前線の組み合わせは、1トップにFW柿谷曜一朗が入り、2列目は右からFWマテウス、阿部、FW相馬勇紀という並びになった。
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 最初のチャンスは名古屋。最終ラインからのフィードをDF大南拓磨がヘディングでGKへと戻そうとしたところを柿谷がカット。そのままドリブルで持ち上がりGKとの1対1に持ち込もうとするも、追走した大南がディフェンスに入り事なきを得た。

 対する柏は14分、左サイドからパスをつないで逆サイドまで展開すると、MF江坂任が右サイドから入れたボールを呉屋がおさめるとすぐさまシュートまで持ち込んだが、GKランゲラックの守備範囲だった。

 柏は呉屋のポストプレーから江坂が攻撃を組み立てていくが、シュートが遠い時間が続く。一方、名古屋の両サイド、マテウスと相馬のスピードに乗ったドリブルで柏陣内に切り込むも、チャンスをつくることができない。

 前半終盤には、柿谷→相馬、相馬→柿谷でチャンスを迎えたものの、ゴールを割ることはできず最初の45分を終えた。

 迎えた後半13分、試合は動いた。敵陣で人数をかけてボールを奪った名古屋は、ショートカウンターを発動。マテウスのクロスから柿谷がヘディングで捉えるも、これはGKキム・スンギュがビッグセーブ。しかし、こぼれ球をつめた稲垣が押し込んで均衡を破った。

 1点を追う柏は、FWクリスティアーノとMF仲間隼斗を同時に投入。ボールのおさまるポイントが増えて攻撃が活性化、名古屋陣内でのプレーを増やしていく。

 前線でボールがおさまらなくなり、防戦一方の時間が続く名古屋は、相馬を下げてMF長澤和輝をボランチに投入。途中からボランチに入っていたDF木本恭生を最終ラインに下げて5バックへとシフトする。

 柏の攻勢を最後までしのぎきった名古屋が、2試合連続で完封。2019シーズン以来、2年ぶりに開幕3連勝を飾った。

(取材・文 奥山典幸)
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