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荒木遼太郎が2戦3発!!19歳の大活躍続く鹿島が今季初白星、湘南はDF岡本連発も開幕3連敗

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[3.10 J1第3節 鹿島3-1湘南 カシマ]

 J1リーグは10日、第3節を各地で行い、鹿島アントラーズ湘南ベルマーレを3-1で破った。MF荒木遼太郎が2ゴールを挙げ、開幕節に続いて2試合3得点の大活躍。一方の湘南はDF岡本拓也が2試合連発を果たしたが、開幕3連敗となった。

 ホームの鹿島は前節のG大阪戦が中止となったため、2月27日のJ1開幕節・清水戦(●1-3)以来のリーグ戦。先発はDF小泉慶とFW上田綺世の2人を入れ替え、MF広瀬陸斗と荒木を起用した。対する湘南は前節・柏戦(●1-2)から中3日での連戦。先発8人を変更し、MF池田昌生とFW町野修斗が先発でJ1デビューを果たした。

 前半3分、鹿島が早々に試合を動かした。2トップの一角に入ったMF土居聖真が左サイドに開いてドリブル突破し、低弾道のクロスボールは古巣対戦となったDF山本脩斗にクリアされたが、こぼれ球を荒木がトラップ。力強い弾道でゴールネットに突き刺し、2試合連続ゴールで先手を取った。

 その後も鹿島が一方的に押し込む中、FWエヴェラウド、MFファン・アラーノ、土居、荒木の前線4枚が脅威を発揮。相手をいったん押し込むと、DF永戸勝也と広瀬の両サイドバックも高い位置を取り、試合の主導権を握った。湘南はGK谷晃生の好セーブもあり、なんとか無失点で終えたが、開幕2連敗の悪いムードを打破できない形となった。

 すると後半開始時、湘南の浮嶋敏監督は先発に抜擢したMF平松昇、MF柴田壮介、池田の3選手を一気に下げ、MF田中聡、DF岡本拓也、MF茨田陽生を投入。その後は中盤でのフィルターがやや連動するようになり、試合の流れを引き戻した。ところが同14分、アクシデントがあったか田中を下げてDF大岩一貴を起用。交代カードは残り1枚となった。

 すると後半15分、鹿島がすぐにスコアを動かした。中央に絞ってMF永木亮太からのパスを受けた荒木が広瀬とのワンツーでエリア内に侵入すると、振り向きざまに右足を一閃。グラウンダーシュートで谷の股下を抜き、2点目を奪った。今年1月に19歳の誕生日を迎えた荒木は、開幕節からチームの全3得点を叩き出す形となった。

 鹿島はその後、次々に選手交代を行って若手を投入。すると後半40分過ぎに立て続けにピンチを招き、FW大橋祐紀の決定的なシュートはDF町田浩樹がブロックしたが、セットプレーから岡本に2試合連続ゴールを決められ、1点を返された。だが、44分にはMF遠藤康の右コーナーキックを町田が決めてダメ押し。再び2点リードとし、今季のリーグ戦初白星を収めた。

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