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「迷いが吹っ切れた」逆転ボレー弾! C大阪MF清武「自由に動いてサッカーを楽しみました」

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MF清武弘嗣が劇的な逆転ボレー弾

[3.10 J1第3節 C大阪 2-1 清水 ヤンマー]

 1-1で迎えた試合終盤、MF清武弘嗣が劇的な逆転ボレーが決め、セレッソ大阪に3試合ぶりの白星をもたらした。チームを支えるキャプテンが得点シーンを振り返っている。

 対戦相手の清水指揮官は、昨季までC大阪を率いたロティーナ監督。清武は、試合後のフラッシュインタビューで「僕の中でも特別な試合でしたし、少しでも成長した姿を見せたかった」と語るほど、強い思いを秘めて試合に臨んだ。

 C大阪は開始5分で失点。同22分にはDF西尾隆矢のゴールで追いつくも、前半は清水の攻撃に苦戦する場面が目立った。しかし、後半から少しずつペースを握ると、「ここ3試合触ることが少なかったので、なるべくボールに関わろうと思った」と清武が決定機を迎える。後半11分、MF坂元達裕のサイドチェンジから、左サイドのDF丸橋祐介がクロスを上げる。ニアサイドに詰めた清武が合わせるが、惜しくもゴール枠外に外れた。

 そして1-1で迎えた後半39分、清武がチームを救う。C大阪はパスワークから右サイドの坂元が得意の左足でインスイングのクロス。「(坂元)タツがいいボールをくれて、(大久保)嘉人さんがCBとSBの間にうまくポジションを取ってくれた。僕がフリーで浮いた形だった」。ファーサイドで待ち構えた清武は、冷静に右足ダイレクトボレーで合わせ、逆転ゴールを叩き込んだ。

 2-1で勝利を収めたC大阪は連敗をストップ。清武は「ここ3試合で本当に自分自身色々考えることはあって、迷いながらプレーしていたので、今日はその迷いが少しは吹っ切れた試合になったと思います」と手応えを語る。「2年間ロティーナ監督がやってきた立ち位置だったり、規律っていうのは、自分の中で3試合色々と意識しながらやっていた部分もあります」。前指揮官の教えを全うしつつ、その上でレヴィー・クルピ新監督のやり方にも順応を見せた。「監督が代わればサッカーも変わるっていうのは、この3試合で自分自身がすごく感じたことだった」と改めて気づくことができたという。「だから自由に動いて、サッカーを楽しみました」と今日の動きを振り返った。

 ロティーナ監督の清水について「一年目っていうのは、このサッカーをするためにはすごく頭を使いますし、難しいとは思う」とコメント。「清水の選手も規律を守りながら、良い立ち位置でサッカーをしていたと思うので、これからどんどん清水は強くなっていくと思います」とその先の成長を見据える。「僕たちもそれに負けないように、チームを強くしていきたいと思います」と自身のさらなる成長も誓っていた。

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