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ケイン技あり2連弾でトッテナムEL第1戦快勝、モウリーニョ「ケインはすべてをやってのける」

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2得点を挙げたFWハリー・ケイン

 トッテナム(イングランド)は11日のヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦第1戦でディナモ・ザグレブ(クロアチア)に2-0で勝利。2得点を挙げたFWハリー・ケインの活躍を、ジョゼ・モウリーニョ監督が称えている。英『BBC』が伝えた。

 トッテナムは前半25分、FWエリク・ラメラがドリブル突破からシュートを放つも、ゴール右ポストを直撃。しかし、こぼれたところをケインが冷静に押し込み、先制点を決める。さらに後半25分にはケインが圧巻プレー。後方からのロングパスを右サイドのDFセルジュ・オーリエがPA内に折り返し、相手選手に当たったところをケインが拾う。ケインはボールをいったん足裏で引いて押し戻し、マークを翻弄。大きく開いた股下を通すように右足を振り抜き、ゴールに突き刺した。

 終盤には足を痛めて途中交代となったケイン。しかし勝利の功労者の負傷について、モウリーニョ監督は無事を伝える。「日曜日は誰もがプレーしたい試合であり、どんな小さなことでも彼を止めることはできない。深刻なことはない」と、14日のアーセナルとのダービーマッチへの先発起用も示唆した。

 チームの得点源として活躍し続けるケインへの、モウリーニョ監督の賛辞は止まらない。「ケインはすべてをやってのける。ゴールを決めるストライカーの仕事をして、スペースを作り、中継役としてチームにも貢献する。多くのストライカーが行なわない守備という余分な仕事もしている」と、チームへの献身性を称えた。

「彼は我々をとても助けてくれている。クロスやコーナーキックのセットプレーからも信じられないほどの回数をクリアしている。これ以上ない幸せだ。多くのプレーヤーには休息を与えたが、ピッチにハリーがいればそれは問題なくなる」

 指揮官は18日の第2戦に向け、気を引き締める。「もうひとつ追加点を奪えれば、さらによかったんだが」と注文を加えつつ、「まあ、試合前に2-0の勝利が良い結果か聞かれていたら、そりゃそうだと答えていたと思うんだけど」とひとまず試合結果には満足しているようだ。

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