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中国新人は高川学園が“連覇”。PK戦の末、瀬戸内を振り切る

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高川学園高が2回目の頂点に

 第13回中国高校サッカー新人大会(広島)は15日、決勝を行い、高川学園高(山口)が“2連覇”を達成した。

 高川学園は決勝で瀬戸内高(広島)と対戦。先制したのは初優勝を狙う瀬戸内だった。前半4分、瀬戸内はロングパスで快足左SB伯野航太(2年)が相手DFの背後へ抜け出し、右足で先制点を奪う。

 瀬戸内はさらに畳み掛けようとするが、高川学園はGK徳若碧都(2年)のビッグセーブなどで1点差を維持。逆に注目エースMF林晴己(2年)を中心に反撃する。そして24分、林が獲得したFKをMF北健志郎(2年)が左足で入れ、これをFW中山桂吾(2年)が頭で合わせて同点に追いついた。

 ともに自分たちの良さを出すよりも相手の良さを消すような内容の戦いに。思うように攻めることができない中で高川学園の林や北、瀬戸内のCB有吉勇人(2年)やFW佐野竜眞(2年)が特長を発揮していたが、全体的に球際で戦う、頑張るという部分が目立つ決勝となった。

 互いにゴール前のシーンや決定機を作ったものの、両DF陣や高川学園GK徳若、瀬戸内GK大木泰季(2年)の好守などもあってスコアは後半、延長戦も動かず。1-1のままPK戦へ突入した。そのPK戦で瀬戸内の1人目と5人目が失敗。一方の高川学園は4人全員が決め、19年大会に続き(20年大会は中止)、2度目の優勝を果たした。

 なお、3位決定戦は立正大淞南高(島根)と米子北高(鳥取)が対戦。米子北がMF佐野航大(2年)のPKで先制したが、立正大淞南の左SB加古圭佑(2年)が同点ゴールを奪う。立正大淞南のGK長野大河(2年)がファインセーブを連発したほか、米子北GK山田陽介(2年)も好守を見せるなど譲らず、1-1で引き分けている。

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