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ミステリアスなPK判定にバルサ指揮官「クレイジーだ」「笛を吹いてもいいが、それなら…」

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PK判定に抗議するバルセロナの選手たち

[3.15 ラ・リーガ第27節 バルセロナ4-1ウエスカ]

 バルセロナロナルド・クーマン監督が物議を醸したPK判定について語った。スペイン『マルカ』が試合後のコメントを伝えている。

 バルセロナは15日に本拠地カンプ・ノウで行われたラ・リーガ第27節でウエスカと対戦。問題の場面は2-0の前半アディショナルタイム1分に起きた。

 ウエスカのカウンターから右サイドのMFダビド・フェレイロがグラウンダーのクロスを送り、ニアに走り込んだFWラファ・ミルが反応。右足で空振りした後にGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの左手と軽く接触して倒れると、主審はホイッスルを鳴らすとともにペナルティスポットを指した。

 この微妙なシーンには、もちろんビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。だが、主審はイヤホンによる確認のみで自ら映像をチェックすることなく、判定は変わらなかった。

 クーマン監督は試合後、同シーンについて問われると「あのプレーを見ると、テア・シュテーゲンは相手FWに触れていない。このPK判定はクレイジーだ」と批判。「レフェリーは笛を吹いてもいいが、VARでそれを見なければならない。それは明らかだ」と、映像を確認しなかったことにも苦言を呈した。

 前半終了間際にミルにPKを決められ、2-1で折り返したバルセロナだったが、後半に2点を追加して4-1の快勝。リーガ4連勝で17試合負けなし(14勝3分)とし、首位アトレティコ・マドリーと勝ち点4差の2位となっている。

 指揮官は、クラブ史上最多タイとなる767試合目の出場で2ゴールの活躍を披露したFWリオネル・メッシを「彼はバルサの歴史の中で最も重要な人物だ。彼がまだ私たちと一緒にいることに感謝している」と称賛。リーガ優勝争いに向けて「チーム状態は良く、自信を持って戦えている。私たちはもう十分にポイントを失っているので、これ以上ポイントを失うわけにはいかない」と気を引き締めた。

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