beacon

渡辺剛の決勝ヘッドでFC東京が打ち合い制す「こういう試合を拾いながら…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

決勝ゴールを挙げたDF渡辺剛

[3.17 J1第5節 FC東京3-2湘南 味スタ]

 FC東京が打ち合いを制し、今季2勝目を挙げた。決勝ゴールを挙げた東京五輪世代DF渡辺剛は「苦しい試合を勝ちに持っていくのが大事。こういう試合を拾いながらチームとしてもっと良くなって、しっかり勝てるようにしていきたい」と前を向いた。

 前半26分に先制を許したが、反撃に出たチームは前半37分にFW田川亨介、40分にFWディエゴ・オリヴェイラがネットを揺らし、前半のうちに逆転に成功。3分間で2得点を奪う勢いを見せたが、後半33分の失点で2-2に追いつかれる展開となった。

 それでも、打ち合いを制したのはFC東京だった。そのわずか3分後、左サイドからDF小川諒也がクロスをあげ、ファーサイドで競り勝ったMF森重真人が高い打点から頭で折り返すと、ニアサイドの渡辺が強烈なヘディングシュート。

「折り返しが来るかなと予測していて、良いボールが来た。あとは自分のタイミングで飛んで、うまく当てられた」。これがGKの手を弾いてネットを揺らし、値千金の決勝ゴールとなった。

 この試合を含め、今季リーグ戦は開幕から5試合中4試合で先制を許している。ここまで完封勝利はなく、5試合で9失点と毎試合失点が続いている状況。若き最終ラインを統率した渡辺は「(エンジンがかかるのが)失点してからになっている部分があるので、まずは守備陣がしっかりゼロで抑えて、締まったゲームにしないといけない」と修正を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP