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超人的フィジカルの“代償”…フッキの驚くべき体質が明らかに

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今冬にアトレチコ・ミネイロへ加入したFWフッキ

 超人的なフィジカルを生かしたプレーは、“大きな犠牲”の上に成り立っていたようだ。スペイン『カデナ・セール』が「1試合で5kg痩せるフッキの奇妙な事例」と題し、アトレチコ・ミネイロ(ブラジル1部)に所属する元ブラジル代表FWフッキの特異な体質を紹介している。

 昨年末に中国の上海上港を退団し、今年1月に母国のアトレチコ・ミネイロ加入が決まったフッキ。これまで強靭なフィジカルを武器に相手の脅威となってきたが、同メディアによると「その裏には大きな犠牲が隠されている」という。クラブの理学療法士を務めるロベルト・チアリ氏の話として、フッキが1試合で体重を5kg落としていることを明らかにした。

 チアリ氏はクラブ専門チャンネル『TVガロ』で「彼はたくさん汗をかく」と、その理由を説明。「だからといって、悪いというわけではない。実際、よく汗をかくアスリートは、汗という最も効率的なメカニズムで体温を放出している。この汗が蒸発すると、アスリートはより効率的に体温を下げることができるんだ。汗で脱水状態となって何kgも体重が減ることが問題なのではなく、選手の水分補給に特別な注意を払う必要があるだけだ」と補足している。

 このような事情からアトレチコ・ミネイロでは、トレーニングの休憩ごとに水やアイソトニック飲料(人間の体液の浸透圧とほぼ等しい飲料)を最初にフッキへ渡すよう指示されているとのこと。そうしなければ「極度の脱水症状」に陥る恐れがあるとチアリ氏は語るが、十分な水分補給を行えば問題はないようだ。

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