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新加入10番がお待たせ2ゴール!! 金沢FW瀬沼「チームが勝つことが一番」

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FW瀬沼優司が2ゴール

[3.20 J2第4節 東京V2-4金沢 味スタ]

 ツエーゲン金沢の新10番が今季初ゴールを含む2得点を挙げ、チームに2勝目となる逆転勝利をもたらした。最前線からの守備でも高い貢献度を見せ、柳下正明監督も「セヌらしい仕事をしてくれた」と称えていた。

 1-1で迎えた後半はFW瀬沼優司の独壇場だった。まずは後半6分、MF嶋田慎太郎のスルーパスに動きで抜け出し、右足シュートでニアポスト脇にズドン。「慎太郎は練習から左足で中に入ってのシュートも打てるし、パスも出せる。常にいい状態でボールを持っている。おとりになって、彼がシュートを打ってもいいと思っていた」。新加入組の連係と持ち味の献身性が活きた勝ち越しゴールだった。

 続く後半26分には、MF藤村慶太からの斜めのパスをプルアウェーの動きで受けると、自らの左足シュートは相手に阻まれたが、ここからFW大谷駿斗が追加点を奪取。さらに38分には、途中出場MF杉浦恭平からのスルーパスに抜け出し、相手の連係ミスを突いて泥臭く2点目をねじ込んだ。

「1点目よりも2点目のああいう球際の部分、最後まで諦めない姿勢はピッチに出ている代表として、出られず悔しい想いをしている選手もいる中、ああいうところでも示せればいいと思っていた。毎回結果に結びつくとは限らないが、結果になろうがなるまいが、あのようなプレーを続けていこうと思った」(瀬沼)。まさに“らしい”ゴールだった。

 そうした真摯さはこの日の総括にも表れていた。「ゴールを毎試合とってチームに貢献したい気持ちもあるが、チームが勝つことが一番なので、やるべきことをやろうと思ってやっていた。結果的に2点が入った形になったが、そういったことが一番良かった」。今季の目標は10点以上。それでもまずは「目の前の試合をゴールを取れたら嬉しいけど、チームが勝つことを考えてプレーできたら」とチームのために走り続ける構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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