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琉球の開幕4連勝に貢献、風間宏矢の2アシストから池田廉が2連発「宏矢くんがしっかりと見てくれた」

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[3.20 J2第4節 琉球 3-1 長崎 タピスタ]

 FC琉球のMF池田廉がブレイクの兆しを見せる2得点を決め、開幕4連勝に大きく貢献。フィニッシュの精度を課題に挙げていた樋口靖洋監督も「いいタイミングで、いい取り方してくれました。今日は2得点と、非常にいい働きをしてくれたと思っています」と称賛した。

 開幕節でのチームのファーストゴール以来の得点となった。前半26分、右サイドライン際のFW阿部拓馬が横のスペースにパスを置き、走り込んだMF風間宏矢が右足でクロスを上げる。池田はPA中央で豪快ボレーを叩き込んだ。「最初は(DFとGKの)間でもらおうと思ったんですけど、DFが対応していたのでちょっと引いてもらおうかなと思っていた。宏矢くんがしっかりと見ていてくれて、そこを合わせられた」。風間も「最初に廉がGKとDFの間に動いたと思うんですけど、そこで廉が止まってくれた。シュートが素晴らしかった」と池田を称えた。

 1-0で前半を折り返すと、再び池田と風間のコンビが魅せる。後半9分、左サイドでセットプレーのこぼれ球を拾った池田がPA右の風間に向かって斜めにパス。「僕が逆サイドでフリーだったっていうのもあって、廉から良いボールが来た。GKも詰めてきているし、DFも食いついてきていて、廉をパッと見たときに入ってきていた」(風間)。再びマイナス方向に折り返すと、池田が右足シュートで追加点を奪う。池田は「宏矢くんがしっかりと見てくれたので、決められた」と2度のお膳立てに感謝を示した。

 琉球は後半24分にもDF沼田圭悟がダメ押しの3点目を挙げ、終盤に1点を返されるが、3-1で逃げ切りに成功。開幕4連勝で首位・新潟と同勝ち点の2位に位置している。

 攻撃で結果を出した2選手だが、好調の要因として守備力の向上を語る。第4節終了時点で1失点のみ。風間は「今年フォーカスをしている部分では、守備のところでアラが出ていないし、しっかりみんなで声を掛け合っている」とチーム全体の意思統一をポイントに挙げる。「どのポジションの選手もしっかりプレスバックして戻るときは戻って、耐えるときは耐えて、常に自分たちのサッカーができなくてもそれを耐えることで、どこかで自分たちのサッカーが出せる。そういう意味では、今日のゲームはその典型的なゲームだった」と手応えを語った。

 池田も同様に、守備面のレベルアップを好調の理由として挙げる。「守備の部分で粘り強くなったっていうのがすごく大きいと思っていて、そこでしっかりと守れている分、先制点を取って守り切れる。去年と違ってみんなの守備意識が上がったのはありますね」。拮抗した状況でも失点をせず、自らの得点で勝ち点3を奪取した。「その勝利に自分が点を取れて貢献できたっていうのは、すごく嬉しいです」と収穫の多い試合内容に笑顔を見せた。

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