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鎌田アシストのフランクフルト、日本人対決で打ち合い制す5発! 遠藤渓太はチャンス逸

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 ブンデスリーガは20日に第26節を行い、日本代表MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属する4位フランクフルトはMF遠藤渓太所属の7位ウニオン・ベルリンとホームで対戦し、5-2で勝利した。鎌田と長谷部はフル出場。鎌田はトップ下に入り、アシストを記録するなど得点に絡んだ。長谷部はリベロの位置でプレー。遠藤は後半16分から途中出場し、日本人対決が実現した。

 開始早々にウニオン・ベルリンがCKから決定機を創出すると、その1分後にフランクフルトが試合を動かした。前半2分、カウンターから左サイドを駆け上がったMFフィリプ・コスティッチがMFジブリル・ソウからスルーパスを呼び込み、クロスを供給。これをFWアンドレ・シウバが右足ダイレクトで押し込み、先制に成功した。

 試合は打ち合いの様相を呈し、ウニオン・ベルリンも前半7分、FWマックス・クルーゼが同点ゴール。すると前半35分、幸運なオウンゴールでフランクフルトが2-1とした。

 再びリードを奪ったフランクフルトは攻勢を強めると、前半39分、完璧な連携からゴールを陥れた。鎌田、FWルカ・ヨビッチとパスをつなぐと、ゴール前までダイナミックに持ち上がったコスティッチがA・シウバに預ける。リターンを受けたコスティッチは左足ダイレクトで突き刺し、3-1。その2分後にもヨビッチのパスを受けた鎌田が鋭くターンしてラストパスを通し、A・シウバが右足でネットを揺らした。

 PK獲得やOG誘発も合わせて集計するドイツメディアでは、鎌田は今季12アシスト目。A・シウバは今季6度目のドッペルパック(1試合2得点)を達成した。対するウニオン・ベルリンも前半アディショナルタイムにDFマーヴィン・フリードリッヒのクロスをクルーゼがヘッドで叩き込み、こちらもドッペルパックを達成した。

 ウニオン・ベルリンは2-4で折り返した後半16分に遠藤を投入し、日本人対決が実現。その遠藤は後半24分、DFクリストファー・トリメルからの右クロスにヘッドで合わせるビッグチャンスを迎えたが、シュートはわずかに枠を外れた。
 
 後半27分にはドリブルで仕掛ける遠藤を止めようとした長谷部にイエローカード。累積5枚で4月3日のドルトムント戦は出場停止となった。終了間際にMFティモシー・チャンドラーがとどめを刺し、フランクフルトが5-2の勝利。4試合ぶりに白星を飾り、今季ホーム無敗を継続した。一方、ウニオン・ベルリンは6試合ぶりの黒星を喫した。

 また、FW大迫勇也が所属するブレーメンはボルフスブルクに1-2で敗れた。大迫は後半37分から途中出場したが、得点には絡めず。チームは連敗を喫した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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