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移籍後全試合フル出場の清水DF鈴木、初得点も「ゼロでおさえたかった」

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清水DF鈴木義宜はJ1初ゴールとなった

[3.21 J1第6節 柏1-2清水 三協F柏]

「CKからの得点が重要だったと思います。プランに対してより自信を持ってプレーを開始することができた」。清水エスパルスロティーナ監督は試合後、最初のチャンスをものにした先制点を最初にポイントとして挙げた。

 開始4分、右CKの場面でキッカーを務めたのはMF西澤健太。今季初先発に「このチャンスを待っていました」と気合い充分の16番の右足からクロスは放たれた。「少し風が強くて、計算して蹴ろうかなと思っていた。いいカタチで鈴木選手が入ってきてくれた。僕のキックよりも中の選手が信じて入ってきてくれたのが大きかったと思います」。

 西澤がファーサイドに送ったボールをヘディングで叩いたのは、DF鈴木義宜だった。「ボールを見て(ゴール前に)入ろうかなと思っていて、ファーにボールがきたのでああいう形になりました」と鈴木はJ1初ゴールを回想した。

 宮崎産業経営大から大分でプロデビュー、その後6シーズンに渡って大分でプレーしていた鈴木は、今シーズンから清水に活躍の場を移した。J1開幕戦から6試合連続でフル出場と、早速定位置をつかんでいる。第6節・柏戦では2点を先行しながら1点を返されてしまう展開に。前半のうちにCBでコンビを組むDFヴァウドが負傷退場するアクシデントがありながらも、U-24代表のDF原輝綺とともに中央で跳ね返し続けた。それでも、「本来であれば(失点)ゼロでおさえたかったですし、できるチャンスはあったと思う」と鈴木は完封勝利を逃したことを悔やんだ。

 これで開幕戦以来5試合ぶりに白星をつかんだ清水。指揮官は「同点にされるピンチもあったんですけど、集中力を保ってゲームを終えることができました」と敵地での勝ち点3奪取に安堵の表情を浮かべていた。

(取材・文 奥山典幸)
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