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今季初出場でゴールも及ばず…柏FW神谷「あと1点、チームとしてとれたら」

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20年11月25日以来4か月ぶりにゴールを挙げた神谷優太

[3.21 J1第6節 柏1-2清水 三協F柏]

 2点を先行される苦しい展開の中、柏レイソルに流れを引き寄せたのは今季初出場のFW神谷優太だ。ボランチのMF椎橋慧也に代わって後半頭からピッチに送り込まれると、それまでのダブルボランチの4-2-3-1からワンボランチの4-1-4-1へとシフトする。「よりクリエイティブな選手を投入。攻撃的に出た」(ネルシーニョ監督)。神谷は2列目インサイドハーフにおさまった。

「流動性が少なかった」と前半の戦いを見ていた神谷は、サイドにも流れて積極的にボールに絡む。そして、後半21分、DF古賀太陽の縦パスを中盤におりてきた1トップのFW細谷真大がコントロールすると、最前線に飛び出した神谷は、DFが寄せるより早く右足を振り抜く。日本代表守護神・権田修一の足に当たりながらもシュートはネットを揺らした。

「いい状況で、いいパスをくれて、ゴールできたのでそこに関してはよかったですけど、あと1点、チームとして点をとれたらよかった」と悔やんだ神谷。ネルシーニョ監督も後半の戦いに評価を示しつつ、敗因を認めた。

「後半のほうがより狙いとするボールを握って動かすというのをできたと思います。どの選手も与えられた役割をこなしてくれた。ただ、攻撃の形をつくれていた時間帯に点を取り切れなかったところに今日の敗戦の最大の要因がある」

 清水戦の敗戦で柏は4連敗と苦しい状況が続く。そんな中でも、1月4日のルヴァン杯決勝以来となるプレーに、「(今季の開幕以降)ベンチ外で悔しい思いをしていた。負けてしまいましたけど、個人的には楽しかった」と神谷は前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)
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