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久保建英が“帰国前”に今季初アシスト! ヘタフェは終盤PK失敗で白星ならず

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MF久保建英が初アシスト

[3.21 ラ・リーガ第28節 ヘタフェ1-1エルチェ]

 ラ・リーガは21日、第28節を各地で行い、MF久保建英所属のヘタフェエルチェと1-1で引き分けた。久保は7試合ぶりに先発出場し、後半15分に同点ゴールをアシスト。ようやく今季初めてゴールに絡む活躍を見せたが、同27分に途中交代となった。

 久保は2月9日に行われた第1節延期分のR・マドリー戦(●0-2)で先発落ちして以降、直近6試合連続でベンチスタート。前節のA・マドリー戦(△0-0)では今冬のヘタフェ加入後初めて出番が与えられず、序列の低下が懸念されていた。だが、主力の負傷もあってこの日は先発に復帰。右サイドハーフのポジションに就いた。

 ヘタフェは2列目にMFマルク・ククレジャ、MFカルレス・アレニャ、久保と元バルセロナの選手が並ぶ中、序盤から優位に攻撃を展開。これまでの試合とは異なり久保にもボールが集まると、前半18分にはDFマティアス・オリベラのクロスに久保が反応し、惜しいヘディングシュートを放つ場面も見られた。

 ところが前半20分、先手を取ったのはアウェーのエルチェ。左コーナーキックを起点としたクロス攻勢でDFソフィアン・チャクラのクリアミスを導くと、ファーサイドに走ったDFゴンサロ・ベルドゥがダイレクトで折り返し、MFペレ・ミージャがダイレクトで押し込んだ。

 前半40分、ヘタフェはククレジャの縦パスをDFフアン・イグレシアスがエリア内で受け、FWエネス・ウナルがエリア内で転倒。主審はヘタフェにPKを与えるホイッスルを鳴らした。ところが、ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。ウナルにファウルがあったとしてPKは取り消され、同点のチャンスはなくなった。

 それでも後半もヘタフェのペースは変わらず。後半10分、久保の直接FKは相手GKの横っ飛びに阻まれたが、同15分に試合を動かした。右サイドで相手DFとの1対1の場面を迎えた久保は上体を揺らすフェイントから縦へと突破。右足でクロスボールをゴール前に送り込み、E・ウナルが巧みなトラップから右足で突き刺した。

 久保はビジャレアル時代の昨年11月5日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)マッカビ・テル・アビブ戦以来、4か月ぶりとなる公式戦でのアシスト。ラ・リーガでは今季ここまでゴールもアシストもともになく、マジョルカ時代の昨年6月30日に行われた第33節セルタ戦以来、9か月ぶりのアシストとなった。

 ところが後半27分、久保はMFフランシスコ・ポルティージョとの交代でお役御免。ヘタフェはその後もダイナミックな攻撃を続け、同35分過ぎには相手のハンドでPKを獲得した。しかし、このPKはFWアンヘル・ロドリゲスが失敗。終盤の絶好機を逃したヘタフェは勝ち点3を取りきれず、1-1で引き分けた。

 久保はこの後、東京・北九州で行われるU-24アルゼンチン代表戦2試合を控えたU-24日本代表に合流する。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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