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トッテナムOBがモウリーニョを痛烈批判「カップ戦で優勝しても、あれは帳消しにならない」

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トッテナムOBがジョゼ・モウリーニョ監督を批判

 現役時代にトッテナムでプレーしたダレン・ベント氏がジョゼ・モウリーニョ監督に対し、「彼の戦術は時代遅れで古い」と非難の言葉を浴びせた。スペイン『カデナ・セール』が伝えている。

 マウリシオ・ポチェッティーノ前監督(現パリSG)の後任として、2019年11月にトッテナムの指揮官に就任したモウリーニョ監督。昨季は無冠に終わり、まだ同クラブでの獲得タイトルはない。今季UEFAヨーロッパリーグ(EL)では決勝トーナメント2回戦でディナモ・ザグレブを相手にホームで2-0と先勝しながらも、敵地での第2戦を0-3で落とし、2戦合計2-3の逆転負けで8強入りを逃した。

 また、プレミアリーグでは現在29試合を消化し、欧州カップ戦出場圏外の6位。ベント氏はこうした状況を受け、モウリーニョ監督に批判の矛先を向けている。

「彼はトロフィーを獲得するために雇われた。彼はプロジェクトを先導したり、チーム作りをするために来たのではない。それはマウリシオ・ポチェッティーノの役目だった。彼が悪い監督だとは言わないが、彼の戦術は時代遅れで、古いものだ」

「ポチェッティーノを解雇したとき、チームが衰退していることはすでに分かっていたが、トロフィーを獲得するためにモウリーニョを招聘した。しかし、それは瓦礫の上に包装紙を置くようなものだ」

 ベント氏はモウリーニョ監督の招聘は明らかな間違いだったと主張。トッテナムは4月25日のカラバオ杯決勝に進出しているが、「カップ戦で優勝したからといって、ディナモ・ザグレブ戦でやったことが帳消しになるわけではない。これではダメだ。シーズン終了後、もし彼がクビになったり、あるいは自ら去ったりしても、彼は『私は自分の仕事をした。トロフィーを獲得した』と言うだろう」と皮肉を交え、厳しい見方を示した。

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