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川崎Fで進化遂げU-24日本代表に復帰…三笘薫「今回どれだけ出来るかが今後につながる」

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U-24日本代表MF三笘薫(川崎F)

 Jリーグで華々しい活躍を見せるMF三笘薫(川崎F)が、U-24日本代表でも真価を証明する。U-24アルゼンチン代表との2試合に向けて、「僕のプレースタイル的に周りのサポートがなくても突破できるところが特長なので、そこがうまく出せれば。もちろん、周りの選手の特長を理解して生かす側にもなりたいし、うまく練習の中でコミュニケーションをとっていきたい」と意欲を燃やした。

 五輪代表がベースとしてきた3-4-2-1システムであればシャドー、昨年末の千葉合宿でテストした4-2-3-1システムであれば川崎Fと同じ左ウイングが三笘の持ち場になる見込み。2019年12月の長崎合宿以来となる代表復帰で、進化した姿を示す意気込みだ。

「当時のプレースタイル的にもシャドーで、間で受けて周りの選手を使ってプレーしていた。Jリーグ(川崎F)に入ってからはウイングのポジションで、特にドリブルやスルーパスでペナルティエリアに入っていくところが仕事だったので、代表での仕事とは少し変わってきますが、フロンターレで出しているところを出していければ力になれると思う」

 三笘は筑波大時代の2017年12月、東京五輪代表の最初の活動となったM-150杯(タイ)で初招集され、トゥーロン国際大会やアジア大会、複数の海外遠征に参加してきた。一方で、欧州組との融合が試された18年夏のコパ・アメリカ、19年秋の広島合宿には招集されず。国内組中心で臨んだ昨冬のAFC U-23選手権もメンバーから外れるなど、序列が高いわけではなかった。

 しかし、Jリーグで自らの存在価値を証明し、待望の代表復帰を果たした。プロ1年目の昨季は30試合出場で13ゴール12アシストを記録するなどJ1リーグを席巻し、川崎Fの2冠に大きく貢献。今季も開幕からハイパフォーマンスを続けている。

「まだまだ五輪代表の中では下だと思っている。川崎Fの優勝で評価されたと思ってるし、チームメイトがいてのこと」。謙虚に立ち位置を捉える三笘は「個人としてはどれだけの力を持っていて、どれだけの力を還元できるかは自分自身もまだ分からない。それを示す場でもあると思うので、そういった面ではスタート。今回の招集でどれだけ出来るかが今後につながると思う。いろんな人からの目も変えていくチャンスだと思うのでそういう機会にしたい」と貪欲に語った。

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