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トップ下に久保、左サイドは川崎Fラインか…中山&板倉にリーダーの自覚

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トップ下に入って調整を進めたU-24日本代表MF久保建英(ヘタフェ)

 U-24日本代表は24日、U-24アルゼンチン代表と2試合を行う「SAISON CARD CUP 2021」(26日:東京、29日:北九州)に向けて合宿3日目を行った。

 この日は全23選手が精力的にメニューをこなした。フィジカルトレーニングやボール回しを行って体を温めると、2組に分かれ、ハーフコートでボールゲームをこなす。その後は右サイドからDF原輝綺(清水)とDF菅原由勢(AZ)、左サイドからDF古賀太陽(柏)、MF旗手怜央(川崎F)、DF中野伸哉(鳥栖U-18)がクロスの供給役となってのシュート練習に。中野のクロスからFW林大地(鳥栖)がネットを揺らす鳥栖ラインからのゴール、MF中山雄太(ズウォレ)が巧みなダイレクトシュートで数回ネットを揺らす場面などが見られた。

 その後は、ビブスあり、ビブスなしに分かれてのフォーメンション練習に移行。ビブスありはアルゼンチンを想定しての3-1-4-2を、ビブスなしは4-2-3-1のシステムを採用し、トップ下にMF久保建英(ヘタフェ)が入り、左サイドはMF三笘薫(川崎F)と旗手の川崎Fラインが形成された。

●ビブスなし
     田川
三笘   久保   三好
   中山 田中駿
旗手 板倉 渡辺剛 菅原
     大迫

●ビブスあり
    食野 林
相馬 田中碧 渡辺皓 中野
     瀬古
 古賀  町田  原
     沖(谷)

 練習とはいえ、実戦を思わせるような激しい攻防が続く。ボールを失ったチームは、すぐさま攻守を切り替えてプレッシャーをかけ、相手から自由を奪い取ろうとする。ピッチ上に緊張感がある練習が繰り広げられるだけでなく、全体的に声が良く出ており、意思疎通を図ろうとしていることが伺えた。

 全体練習後には中山がボランチでコンビを組んだMF田中駿汰(札幌)、板倉がCBでコンビを組んだDF渡辺剛(FC東京)、そして左サイドでコンビを組んだ三笘や旗手と言葉を交わし、横内昭展監督を交えて動きを確認する姿が見られた。

 アルゼンチン戦初戦まで、あと2日。コンディション、連係を高めて、南米の強豪に挑みたい。

(取材・文 折戸岳彦)

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