beacon

伊代表FWインモービレが約1年半ぶり弾、交通事故死のラツィオ育成組織19歳には哀悼「彼らに捧げたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

北アイルランド代表に勝利したイタリア代表

 イタリア代表は25日のカタール・ワールドカップ欧州予選第1節で北アイルランド代表に2-0で勝利。2点目を決めたFWチーロ・インモービレは、24日に交通事故で亡くなったラツィオ育成組織のMFダニエル・グエリーニ(19)を悼んだ。

 ロシアW杯の出場を逃したイタリア代表だが、ロベルト・マンチーニ監督体制となった2018年から公式戦23試合で無敗となった。北アイルランド戦では前半14分にFWドメニコ・ベラルディが先制点を決めると、同38分にはインモービレが追加点を挙げる。

 イタリアはGKジャンルイジ・ドンナルンマのアンダースローからロングカウンター。PA手前のMFマルコ・ベッラッティからセンターサークル付近のFWロレンツォ・インシーニェに縦パスが通ると、左サイドを全力疾走するインモービレにスルーパスが渡る。31歳のエースはそのままPA左に入り込み、左足を一閃。ゴールのニアサイドを打ち抜き、価値ある2点目で勝利を決定づけた。

 伊『スカイスポーツ』によると、インモービレは493日ぶりの代表での得点に。試合後には「1年半ぶりの得点となった。2度のチャンスはあったが、簡単ではなかった」と振り返った。そして、自身が所属するラツィオの育成組織でプレーしていた19歳のグエリーニの交通事故死に触れた。

「ダニエルとその家族のことを考えていた。きょうの勝利を彼らに捧げたい。彼らは最悪の敵に遭遇すること以上の出来事に遭った」

「この若者に起きた悲劇にはショックを隠せない。本当に悲しい。彼らに哀悼の意を表したい」

●セリエA2020-21特集
●カタールW杯欧州予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP